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研究機関がMMORPG「ArcheAge」のCBTを使って『世界が終わる事がわかっている時の人間の行動の変化』を分析

MMORPGのクローズドβテストはゲームのデータがワイプ(削除)されるとわかっていてユーザーはテストに参加するわけだが、これを利用して海外の研究機関や大学が「世界が終わりに向かう時の人間の行動の変化」を分析した。...

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記事によると

・研究の対象となったのは、MMORPG「ArcheAge」(アーキエイジ)の韓国第4次クローズドベータテスト。

・CBTに参加した約8万人のプレイヤーの2億7500万件という膨大な行動記録を元に研究が行われた。

・仮想世界の中でのプレイヤーの行動と、現実世界における人間の行動やふるまいはそれほどかけ離れたものではないという。


終わりが近づくにつれ、社会的側面に改善傾向


・終わりが近づくにつれ、大半のプレイヤーは単にクエストやレベリングといった進行を諦めるだけという傾向が強かった

・外れ値として、一部のプレイヤーは無差別PKなどの反社会的行動が増加したが、明らかに広範囲に広がりを見せるような行動変化ではなかった

・もともとPKを好んでいたがCBT終盤でPKの頻度が減少した、CBTの終わりが近づくにつれ大幅にPKの頻度が増加した、もともとPKを好んでいてCBTの終盤でもそれまでと同様にPKを積極的に行っているなど、PKerはいくつかのアーキタイプに分類された

・プレイヤーのチャットの発言内容を分析すると、CBTの終わりが近づくにつれて集団感情は少しずつポジティブになっていった

・CBTの終わりが近づくにつれ、プレイヤーの他者との社会的相互行為が増加した

・CBTの最後の瞬間まで残っていたプレイヤーの中で小さなグループが一時的に作られ、新たな社会関係が形成されたことが確認された

・CBTの最後の日だけは明らかにプレイヤーの行動が変化。レベル上げやクエスト、ゲーム通貨の取引、貿易といった行動は劇的に減少した



この記事への反応


難しい話は頭痛くなる

試みとしては面白い

ベーターへの転生が約束されているから現実世界とはまた違う気もするが、こういう研究はおもしろいね。

βでも頑張る奴がいるのは本番にその知識が生かされるからだろ









小さな社会実験場みたいで面白い試み


最終日はやっぱり経済活動やレベリングみたいな

意味のある行動が減少するんだね




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