英旅行大手トーマス・クック、破産申請 旅行者15万人の帰国作戦が開始
https://www.bbc.com/japanese/49792020

記事によると
・英旅行代理店トーマス・クック・グループは23日、ロンドンの裁判所に破産を申請した。
・追加の資金調達交渉が合意に達しなかったため。英民間航空局(CAA)は、同社が「直ちに営業を停止した」と発表した。トーマス・クック・グループは、「近代ツーリズムの祖」とも言われる実業家トーマス・クックが19世紀に創業した老舗旅行代理店が母体だった。
・これによって、同社のツアーでイギリスから国外を旅行している15万人以上を無事に帰国させるため、平時で最大規模の帰還作戦「マッターホルン作戦」が開始された。
・イギリス人観光客を帰国させるため、22日からすでに乗客のいない旅客機がイギリスから海外へ向けて相次ぎ出発していた。
・英政府は、政府とCAAが数十のチャーター機を調達したため、トーマス・クックに手配して海外に出国している旅行者は全員、無料で帰国させると発表した。
・CAAは、「トーマス・クックを通じた全ての予約は、フライトも海外旅行も含めて全て、キャンセルされた」と発表。「これほど長い歴史を持つ会社が営業を停止するのは、利用客や従業員にとって大変気がかりなことに違いなく、影響を受ける全ての人のことを思っている」と述べた。
・トーマス・クックを通じて海外旅行を手配し、今から2週間の間に帰国する予定の旅行者は全員、帰国日に「できるだけ近い」日程で帰国できるよう手配するという。
・CAAはさらに、トーマス・クックのパックツアーが宿泊するホテルに対して、宿泊費用は政府が航空旅行信託基金(ATOL)の保証を使って負担すると連絡していると説明した。
・トーマス・クックの破綻によって、イギリス国内9000人を含む世界2万2000人の雇用に影響が出る。
【トーマス・クック・グループ】
トーマス・クック・グループ (英: Thomas Cook Group plc.) は、イギリスの旅行代理店グループ。
近代的な意味での世界最初の旅行代理店とされる。その後、所有権は変遷しているが、現在、グループの実質的な本部は、ロンドンに置かれている。また、トーマス・クック単体(英: Thomas Cook Retail Ltd)の登記上の本店所在地は、ピーターバラに置かれている。
2010年代に入ると経営が悪化し、2019年9月23日、ロンドンの裁判所に破産申請を行った。
歴史
中世にはヴェネツィア共和国などの商人などが聖地巡礼旅行の斡旋を行っていた。旅行客のためにホテルや交通機関の予約代行や団体列車の運行をおこなったのは、19世紀のトーマス・クックが初めてである。それまでは、旅行者が各自で切符などの手配などを行わなければならなかった。
設立者のトーマス・クックはプロテスタントの一派であるバプティスト派の伝道師で、禁酒運動に打ち込んでいた。1841年に開催された禁酒運動の大会に、信徒を数多く送り込むため、列車の切符の一括手配を考えだし、当時高価だった鉄道を割安料金で乗れるようにした。これをきっかけに一般の団体旅行を扱い始めた。
1855年からは、イギリスからヨーロッパ諸国への団体旅行も扱うようになった。1871年には彼の息子たちとともに「Thomas Cook & Son」社を設立した。1872年に、世界一周団体旅行を始めた(リバプール→ニューヨーク→サンフランシスコ→日本→中国→シンガポール→インド→(スエズ運河)→イギリス)[5]。1873年には『Thomas Cook Continental Time Table』(トーマスクック・ヨーロッパ鉄道時刻表)を発刊した。1874年には、トラベラーズチェックの取り扱いも開始した。
1928年にクック家の所有から離れ、その後1948年、1972年と所有権が移転し、1992年にはドイツのランデス銀行の傘下となるが、1995年に再び買収される。1999年の合併でJMC (John Mason Cook) となった。2001年、ドイツのルフトハンザ航空と流通大手カールシュタット・クヴェレとの合弁事業として持分50対50で設立された「C&Nトゥーリスティック」(C&N Touristik AG) に買収され、トラベレックスにトラベラーズチェック事業を含む金融部門を売却。
その後、親会社のC&Nトゥーリスティック自身の社名変更により、「Thomas Cook AG」となった。2006年末、ルフトハンザが持分を合弁事業相手のカールシュタット・クヴェレに売却しカールシュタット・クヴェレ全株子会社となった。カールシュタット・クヴェレは2007年7月にアーカンドル (Arcandor AG) に社名変更。Thomas Cook AGは、2007年7月19日にマイトラベル・グループ(英: MyTravel Group plc)を吸収合併することにより(マイトラベル・グループの持っていた各旅行ブランドは、トーマスクックの各旅行ブランドに吸収される形で消滅)、現在に続く「トーマス・クック・グループ(Thomas Cook Group plc.)」が設立された[6]。
この記事への反応
・うーわー。トーマス・クック倒産か。
・近代観光の父の会社が…!
社会学、グローバル社会論、今季から始まる国際地域社会論、そして『ふれる社会学』でもお世話になりっぱなしのクックさん。。
・マッターホルン帰還作戦て…まあ15万人ともなるとほんとに作戦だわなあ
・てるみサバイバーってレベルじゃねえぞ!
・まじっすか?! 若い頃は超、超お世話になったよ。鉄道の時刻表買ってユーレイルパスで回ったり、両替所も使ってたし。この系列だよね?
・結構大きな会社だって聞いてたけど、そんな会社でも倒産するのか。ネット普及が原因だろうな。記事内でも「旅行者が自分で計画するようになったのが原因」と記載がある。
・トーマスクックの時刻表といえば、欧州を鉄道で回るバックパッカーの必需品だったよ..
・我々世代の日本人にとっては、トーマス・クックというと鉄道時刻表の印象だ。ページを行ったり来たりしながら旅の予定を立ててた、あの頃が懐かしい。
・あらま!! でも某てるみくらぶに比べるとずいぶんいいじゃない。…一事が万事 日本ってしりぬぐいがダメダメだわ。
・てるみくらぶの破産インパクトを何倍もでかくした老舗イギリス旅行代理店のデフォルト。旅行者は旅行代理店の財務チェックまでしなきゃいけない時代になる(棒)
あのトーマス・クックが倒産か!
トーマス・クックの旅―近代ツーリズムの誕生 (講談社現代新書)posted with amazlet at 19.09.23本城 靖久
講談社
売り上げランキング: 422,699
新サクラ大戦 初回限定版【限定版同梱物】・「サクラ大戦」歴代歌謡集・「サクラ大戦」歴代美術集 同梱 & 【初回特典】「新サクラ大戦」メインビジュアル&主題歌 PS4用テーマ 同梱 & 【Amazon.co.jp限定】アイテム未定 付 - PS4posted with amazlet at 19.09.23セガゲームス (2019-12-12)
売り上げランキング: 46

>…一事が万事 日本ってしりぬぐいがダメダメだわ
日本の底辺であり駄目な奴がなんか言ってる
てるみくらぶの時のは海外に未だ放置されて帰ってきてない人がいるらしいしな
イャンクックと勘違いしていると思う
それがてるみクラブ?
すごい人数だな
何ソーティだ
「最終的かつ不可逆的」の文字も読めないサル未満の醜態を晒していた・・・
てるみとの圧倒的違いがあるがノウハウとかあるんか
何よ?それ?
はちま民は誰も知らねえよ
知らん会社の倒産なんか記事にすんな
費用は個人負担だけど、民間の旅行会社の破たんなんだから当然だろ
何でこのニュースで日本をディスるような発言するのか謎だわ
ネットがこれだけ普及したら仕事は無くなるよな。
対抗するなら軍備拡張しかねえよ
ざまぁああああああああー
白人は嫌いだ
我が国も近隣諸国での有事を想定した法改正と訓練を行うべきではないだろうか?
10月が楽しみだ
いらない
旅行なんて自己責任で十分
19世紀から存在する老舗中の老舗。
仮に日本が同じ立場でも抜けるんじゃない?
イギリスだとこれも古いモナーク航空、今年に入ってからだとドイツのゲルマニア航空とかな
まあ大体が経営がどんぶりだったり自転車操業してたりなんだが
なので、できるだけまともな会社を探すのが吉、安いツアーはやめといた方がいい
航空会社であれば、アライアンスメンバーであるかどうかも一つの目安か
これはブレグジット関係ないでしょ
欧州全体の景気悪化が下にあるのよ、特に移民関係で
知ってるし使ってたぞ。昔はトラベラーズチェックの買い取りもやってたし。
戦時にも2番目に救出飛行機出すし。
アメリカは史上最大の借金額、EUのドイツは人類史上最高の負債で破綻確定、EUの他の国も終了、イギリスもジリ貧で日本は全然ましな方なのにな。
そら中国脅威論出るわw
英国本土の銀行団が経営を危ぶんで追加融資を強硬に求めて破綻とかジョンブルどもはさぁ
無関係な旅行者を人質にして商売を最優先にする姿勢は本当に香港を見捨てて逃げ出す英国人そのものだな!