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断ち切りで面白いのがウイングマンの桂正和先生。
桂先生,本の仕上がりを凄く気にされたみたいで。
断ち切りって単行本の小口が汚くなるじゃん
真っ白くならない。

ジャンプ作品なんかは断ち切りだらけで小口が白黒になる。
でも黎明期の桂先生の本は断ち切りが多いのに
何故か小口が真っ白だったんですよ





つまり桂先生は断ち切りページでも印刷に反映される
ギリラインを見極めて原稿でもそこから
外側を全ページ白く抜いてたのね。
気付いたときはうわ怖!と思ったよ(笑。

さすがにキツかったらしくてしばらくしたら普通に
ギザギザ白黒模様の小口になってましたけど。
でも一時期でもこんなことやってたのは凄い





しかもこの話には続きがあって。
俺ジャンプの展示会に行ってこの頃の桂正和先生の生原稿を確認したのね。

当然ページの端をホワイトで消してるんだなと思うわけですよ。
そしたら全部ペンを綺麗に寸止めで
ページの端で止めてあった。ホワイト使ってなかった。
もう原稿が異常に綺麗で。

あれは驚愕だったね




この記事への反応



タチキリ多用してる車田正美の『聖闘士星矢』初期の巻も、製版で処理したのか分からないけど、タチキリが寸止めになってて小口が真っ白なんだよね…あれはどうしてなんだろう。(いま手元に無いので画像出せない

盟友の鳥山明はコマ割りが保守的で断ち切りをほぼ用いなかったため、拾い物画像ですがドラゴンボールも小口は真っ白です

アナログ印刷写植経験者なので
こーゆー印刷技術ネタ大好物🤤

電影少女、コミックス持ってたけど小口の白さには気が付いてなかった。
すごいなーー


桂正和のこだわりめちゃくちゃ好き

白泉社の単行本は、裁ち切りの端を数ミリ白くすることによって小口を真っ白に見せてたっけ

桂先生の服も下着も描き込みディテールすごかったなぁ。シャドウレディーどこかにまだあるかな?実家かな?読みたいな

キリコ展の逆バージョン

小口の話ではないけど森田まさのり先生の生原稿も週間とは思えないクオリティだったな




とんでもねえことしてんなぁ


B00AENH33A
桂 正和(著)(2012-08-17T00:00:00.000Z)
5つ星のうち4.5

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桂 正和(原著), 「ウイングマン」製作委員会(監修)(2024-12-18T00:00:01Z)
5つ星のうち4.7

B00AENH2OU
桂正和(著)(2003-01-17T00:00:00.000Z)
5つ星のうち4.3