ペット保険の闇






記事によると

・マイ太郎さんという方が、猫のマイケルくんの為に加入している「ペット保険」の契約元であるアクサダイレクトの対応が酷いととしてブログに事の詳細と思いを綴っている。

以下、一部抜粋

先週マイケルの為に加入しているペット保険から封書が簡易書留で届きました。

保険会社はアクサダイレクト「いぬのきもち保険、ねこのきもち保険」です。


ベネッセがやっている雑誌「いぬのきもち、ねこのきもち」とコラボして

雑誌でもこのペット保険オススメの広告をうっているので、ご存知の方も多いと思うし

それを見て加入される方も多いのではないか?と思います。

当時猫と暮らすのが初めてだった私も「ねこのきもち」を読み

そこに広告を見つけて加入しました。


(中略)


私がマイケルを保護したのは2007年11月3日

それから一年後の2008年11月2日から約8年間保険加入しています。

保険はより手厚いカバーが良いと思い、70%をカバーするタイプ

保険料は年間36.650円です。

金額は年齢に関係なく毎年同じ、保険を使っても上がりません。

もちろん年間に使える保険額の上限はあり700,000円という決まりはあります。

その他、定期健診やワクチン接種、歯科治療は補償適用外

加入時に既往症があればそれについての治療などは補償適用外

たとえ治療の為であって病院から処方されてもサプリは補償適用外

もちろん治療の為の療法食も補償適用外

病院処方の治療用サプリ対象外の件など100%納得はしていないものの

保険会社がいくつか設けているガイドラインは仕方ないと理解し加入してきました。



マイケルに肝障害が見つかったのが約4年前

具体的に症状が出ている、という深刻な状況ではないけれど、

血液検査数値上、肝臓数値が高めだったことから、

その時から飲み薬と定期的な血液検査による検診を続けて今に至ります。

検査は補償対象、ですが2種の飲み薬の一つはサプリなので補償対象外でした。

しかもサプリの方が高い

それでも何のカバーもないよりは、保険を使える事は大きな助けとなりました。

もちろん精神的にも。

保険もあるのだし、出来る事は何でもやりたいと思い、

先生にも出来る治療や検査の提案はお願いしてきました。




肝障害は深刻な様子もなく、ただ副作用もない薬なのでずっと飲み続けましょうという事で

ずっと薬を服用、たまの検診

そうこうしているうちに2年前くらいから多飲多尿の傾向が見られ始め

過去の経験から腎不全を疑い、数値こそ出ていなかったけど腎不全の恐怖を知っているので

尿比重を計ったりしつつ、疑いの段階で出来る事前治療を行ってきました。

当然、肝障害だけだった時よりも血液検査項目も増え、治療の薬も出たりで医療費はUP。

やっぱり保険に加入していて本当に良かったな、そう思いました。



前置きが長かったですが・・・

ペット保険は終身タイプはなく一年毎の更新

ただし基本的にはこちらから何か言わない限りは自動更新で、自動継続の案内がくるだけ。

でも今回受け取ったアクサからの通知






次回からは「特定傷病補償外特約」として「肝・胆道系疾患」については

補償対象外とすると審査の結果、決定したので、それでよければ継続で進めます

という案内でした。>




マイケルは今「肝障害」で治療しているのに、それがわかっていながら

あえて肝疾患が補償対象外というのも、言われている状況が理解出来ず・・・

とりあえずカスタマーサービスに電話しました。



相手の説明では審査の結果、通知した通りとの事で、やはり次契約からは

肝障害に関しての検査も含めた治療費は一切保険は支払われないとの事

もちろん他の肝臓の病気を新たに発病しても、それらも全て、

肝臓に関する病気は全て除外

現在治療している事がわかっているのにコレは・・・

明らかに保険金を支払いたくないという意図の悪意を感じざるを得ませんでした。

そして「胆道系」これは一体具体的にはどういう病気の事を指すのか

「胆」は胆のうだろうけど、この「肝」「胆」の後ろに付いた「道系」という言葉に

不気味さを覚えました。

いわゆる直接肝臓病、胆のう病ではないけれど、保険請求してみたら

これも肝臓疾患が原因とされる病気と当社では設定しておりますので、など

アレもコレもダメだと設定し、保険金支払いを回避出来る

保険会社側の保身の表現に見えました。


対応した女性には「現在治療中の病気を補償対象外とする」事について

保険会社が保険をこれ以上支払いたくないから、という明らかな悪意を感じる

と伝えました。

そして「審査の結果」というけれど一体どんな審査結果を持ってそういう結論に至ったか

教えてほしいと言ったところ、審査基準は明かせないの一点張り

毎年継続前に審査があるのは「重要事項説明書」に明記しております、と。

私は審査をする事をダメだと言っているのではなく、

審査をしてナゼそういう結論に至ったかが知りたい、と言いました。

また不明なのが、審査をしてもその結果は人によって違うのだそうです。

例えば同じ様な肝臓病を抱えている子でも補償対象外にならない子も居るし、と。

たぶん相手は良かれと思って言ったこの言葉で、余計に私の疑問と怒りを買うことに

人によって違うのならば、尚更納得できない、そう言いました。

それで審査結果は明かせない、では説明にもなっていないと伝えました。





もう一つ「肝・胆道系疾患」は具体的にどういう病名かを全て教えるように要求しました。

電話応対の子は良くわからないようで、調べて折り返し。

すると「代表的なのだと肝炎、脂肪肝、肝硬変」などです、という回答。

「そんなの・・・聞かなくてもわかります。代表的なのではなく、これは全て除外、

というものを全て書面で書いて提出してください」と求めました。

すると「全てを列挙するのは不可能で提出出来ない」との回答。

理由は「獣医さんによっても病名なども違うし」というな回答。

でも補償対象外かどうかを保険会社が判断する基準として、保険会社が設定している

コレは「肝・胆道系疾患」とする、という基準が必ず存在するはずで

そうでなければ判断出来ないのだから、それを提出してください、と食い下がりました。

とにかく対応した人はマニュアル通りの回答をしている感じだし

もうこれ以上はしっかりした回答は望めない、と思い

「あなたがマニュアル通りの回答をしているのはわかるし

別に私はあなた個人を責めているのではないので、納得できる回答を出来る方から

また諸々のこちらの質問について回答を下さい」と言って一日目は電話を切りました。


そして翌日、別の人から連絡、基本的には前日の人と同じ回答でした。

ただ一応、前日の話を受けて連絡してきたという人だったので

更にこちらも突っ込んで色々質問したところ、驚きの返答がいくつかきました。


(中略)


先ずはこの補償外の病気を付帯することについて保険会社は数の上限を設けているか?

質問すると、数の上限はないそうで、つまり更新時に

「次年度はこちらの病気も補償対象外」といくらでも後付けで付帯できるのです。

更新前に発病し請求を受ければ、その分だけは我慢して次の更新までは払っておいて

それ以降は補償対象外の病気として付帯してしまえば

保険会社は保険金を支払わなくて済むという仕組み・・・

加入者から見れば病気は悲しいけれど、保険にも入っているしやっとそれが生かされる、

これからしっかり治療していこうね、そう思っている矢先に保険会社から切り捨てられる、

そういう事です。

そんな風にアレもダメ、コレもダメ、とどんどん対象外病気を付帯できるのなら

じゃぁ、一体何を補償してくれるんですか?

健康な時に、若いうちに加入をオススメしますとうたっておいて

健康、若い子で無病の子からは保険請求はないので保険金はどんどん集まり

いざ具合が悪くなって、さぁ使おうとなった時には、明かせない、という審査結果により

補償対象外の病気とされ、保険金をなるべく支払わないようにする・・・

それはほとんど詐欺、じゃないですかね

そう言いました。

相手は「おっしゃる事はわかりますが現在はその様になっております」の一点張りでした。



食い下がる私に対して、話しているうちにボロも出ました。

あえて現在治療中の病気を補償対象外にされた理由について思わず言ってしまったボロ

がまた驚きでした。

「他の加入者で保険を受け取っていない人たち(病気をしていない子たち)との

公平性を保つ為」

だそうです。

思わず「はっ」と言ってしまいました(笑)

要するに私は今保険金を受け取っているけれど、これ以上我が家に払い続けると

元気で保険を掛け捨てして保険金を受け取っていない人との公平性がない、という説明。

いかにも「消費者目線」に立った様なこの物言いにまた激しく嫌悪感を覚えました。

コレはあくまで建前であることくらいわかるから。

私もマイケルが発病していない時には保険は掛け捨てでした。

でも惜しいと思った事はありません。

それはもしもの時に使える為の備えだと理解しているし、保険とはそういうもの。

そして私が掛けているそのお金が、その時闘病を頑張っている子達に生かされているのなら

それは嬉しい事で、受け取ってる人はズルイ、そんな風には微塵も思いません。

そうやってみんな支えあっている、それが保険ですよね。

加入者がそこに公平性を求めるでしょうか?

我が家はずっと掛け捨てしていて、あの子は病気して保険金もらっているけどズルイ、

私の掛け金で払われてるのよね

そう文句をいう人がいるでしょうか

もしそう思う方がいらっしゃるのなら、

きっとそういう方は保険にはそもそも入らないと思うのです。

「加入者の公平性」とかワケのわからない消費者目線に立った様な、消費者のせいにして

自分達の本当は「できるだけ支払いたくない」本音隠しを摩り替える姿勢に

心から嫌悪感を覚えました。

そういう事も全て言いました。

そして「人間の保険も同じだと思うけど、あなたが自分が保険に入っていて

健康なうちは掛け捨てしていて、でもそれが病気の誰かを支えてる、それを不公平だと

思いますか?」そう聞くと「いえ」と言ったまま黙っていました。

「受け取ってる人と受け取ってない人の公平性を保つ」

そんな苦しい言い訳は私を納得させられるはずもなく・・・

逆に私の方から、そんなに公平性、を言うのなら例えば

「一つの病気で累計総額いくらになったら、それ以降ではその病気では支払わない」など

誰にとっても同じ対応、そういうのが公平性っていう物ですよね、と言いました。

または「会社として今後はこの病気は対象外」と全員共通の条件

そういうのが公平性というものです。

人によって審査後の結果も違う、そんな不公平な基準をおきながら

「公平性を保つ為」という言い訳が何とも薄っぺらかったです。

ちなみに「アクサが言う公平性について、不公平に思う加入者がいるでしょうか?






この記事への反応


1. この話題に反応する名無しさん

今治療中の疾患を狙い撃ちの特約はしてあまりにも卑怯だと感じずにはいられません。できる限りのことをしたいと思っていても無い物はどうにもならないわけで、自分自身のことを全て切り詰めても必要な治療費に届かなければ、ペットが犠牲になってしまいます。
そんなことがないようにと加入したはずの保険で後出しの特約は本当に卑怯としか言いようがありません。




2. この話題に反応する名無しさん

保険は、弱みに浸け込んだ。。
ある意味、詐欺だと思ってますが。。
極悪ですね。。




3. この話題に反応する名無しさん

これでは詐欺と思われても仕方ないかも。。。
将来のための保険!使えないのでは意味がありません。




4. この話題に反応する名無しさん

以前、ペット保険に加入しようか考えていた際、同様の件を口コミで知り、加入をやめました。本当にこういう事が横行している業界なんですね…。
世の中の人にもっとこの腐った仕組みを知ってほしいです。応援しています!




5. この話題に反応する名無しさん

セコイと言えばセコイけど、募集のページにも「過去および保険期間中のケガや病気の治療状況により、審査を行います」って書いてあるからねー。大事なペットなら契約前にちゃんと確認すべきだったかと



6. この話題に反応する名無しさん

保険のシステムをわかってなさすぎじゃないですか?
1年更新というのは、そのつど新しい保険に入りなおすのと同じで、その時点での被保険者の状態によって保険加入の可否を判断するもの
人間の保険だって現時点で病気の人が新規で加入できないようになっているのは、病気の人が保険に入ると健康な状態で入った人との不公平が生じるためです
通常であれば何かしらの疾病をかかえていると保険加入自体が不可能なのに、その疾病での給付を除外することで保険継続できるというのは良心的なほうですが
どうしてもそのシステムが嫌だったら、1年更新の保険になんか入らなければ良かったでしょう




7. この話題に反応する名無しさん

いやいや、本当に保険の仕組みを知らなさすぎ。
他の人も書いてたけど一年更新の掛け捨ての保険に、終身を要求されても……(笑)
きっと、保険会社の人に、常識のないおばさんって笑われてますよ。(笑)
人間の保険で考えてみてくださいよ。病気の人は、保険会社が保険金払うリスクが高いから、保険入れないでしょ?部位府担保でも入れるだけ、ありがたいでしょ。
ペットも同じですよ。残念ながらペットの保険っていうのは一年更新の掛け捨てか大半ですからね~。そこは、ご自身で把握しておくべきかと。

保険の仕組みもご存じないようですので、勉強になってよかったですね!



8. この話題に反応する名無しさん

掛け捨ての1年更新なことと、「1年しか保証しない」こととは違う気がします。 削除



9. この話題に反応する名無しさん

保険会社は、1年更新というところで、リスクを回避しているわけだし、その時点で疾患のある場合などに通常契約できないというのは、残念ながら人間も一緒なんじゃないかな。

結局、何年もかけ続けた保険ってところに執着してしまうけど、1年更新で過去は全部チャラ。自分も猫を飼ってるし、大好きなので心が痛みますが、ペット保険の限界を見たようで勉強になりました。





10. この話題に反応する名無しさん

保険ってさ
圧倒的大多数の運の良かった人達が
一部の運が悪かった人達を支える
ある意味優しい仕組みだと思うんだよね

保険金を受け取ってない人ってのは
安心感と幸せを受け取っている気がする
それってお金以上のモノじゃないのかなぁと




11.この話題に反応する名無しさん

保険ってさ
圧倒的大多数の運の良かった人達が
一部の運が悪かった人達を支える
ある意味優しい仕組みだと思うんだよね

保険金を受け取ってない人ってのは
安心感と幸せを受け取っている気がする
それってお金以上のモノじゃないのかなぁと




12. この話題に反応する名無しさん

コレって更新時に保険対象外の病気が増えたのなら契約金額も下がったりしないのかな?下がるなら継続する意味はありそうだけど、保険対象が減るだけなら更新しないほうが良い気がする。



13. この話題に反応する名無しさん

ペット用の終身保険がないのが悪い


















反応をみるあたり、保険業界では普通の対応らしいし、1年毎の更新でそのつど審査で見直しがあるって謳っているからアクサにも正当性も分かる

でもこれじゃあ入っていれば安心!いっていわれて加入したマイ太郎さんとマイケル君の見捨てられた感がすごいですね











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