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もんじゅ廃炉で最終調整 巨額追加費用で政府判断

 政府は12日、原子力規制委員会が運営主体の変更を求めている日本原子力研究開発機構の高速増殖炉もんじゅ(福井県)を廃炉にする方向で最終調整に入った。再稼働には数千億円の追加費用が必要となり、国民の理解が得られないとの判断に傾いた。核燃料サイクル政策の枠組みの見直し…

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記事によると

・政府は12日、原子力規制委員会が運営主体の変更を求めている日本原子力研究開発機構の高速増殖炉もんじゅを廃炉にする方向で最終調整に入った。

・再稼働には数千億円の追加費用が必要となり、国民の理解が得られないとの判断に傾いた。

・文部科学省は運営主体の変更勧告を受け、原子力機構からもんじゅ関連部門を分離し新法人を設置して存続させる案を今月に入り内閣官房に伝えたが、電力会社やプラントメーカーは協力に難色を示しており、新たな受け皿の設立は困難な情勢。




もんじゅは、日本の福井県敦賀市にある日本原子力研究開発機構の高速増殖炉である。研究用原子炉との位置付けから、商用原子炉と異なり、文部科学省の所管となる。

MOX燃料(プルトニウム・ウラン混合酸化物)を使用し、消費した量以上の燃料を生み出すことのできる高速増殖炉の実用化のための原型炉であり、高速実験炉常陽でのデータをもとに建設された日本で2番目の高速増殖炉である。核燃料サイクルの計画の一環であり、新型転換炉ふげんと共に開発が進んでいた。日本は高速炉開発を国家プロジェクトと位置付けており、国際的にも高速炉を始めとした第4世代原子炉の研究開発において主導的な役割を果たしているとされた。もんじゅはその中心となる施設である。2011年現在、常陽及びもんじゅによって得られたデータをもとにして高速増殖炉開発の次の段階となる実証炉の設計が行われている。

もんじゅは1995年に、冷却材の金属ナトリウム漏洩とそれによる火災事故を起こし、さらにそれが一時隠ぺいされたことから、物議を醸した。その後、運転再開のための本体工事が2007年に完了し、2010年5月6日に2年後の本格運転を目指して運転を再開した。しかし、2010年8月の炉内中継装置落下事故により再び稼働ができなくなった。2012年に再稼働する予定であったが、2015年夏時点は未定である。

もんじゅの目的は、高速増殖炉の実用化(商用化)に向けた技術を原型炉(もんじゅ)によって開発し、その設計や建設、そして稼働の経験を通じて高速増殖炉の発電性能および信頼性・安全性の実証、また高速増殖炉の経済性が将来の実用炉の段階において既存の発電炉に対抗できる目安を得ることであり、高速増殖炉の研究開発の場として今後の利用が予定されている。



この記事への反応


・結局もんじゅ廃炉にするのね

・もんじゅ廃炉はすんなりいくのかなあ。核燃料リサイクルを辞めるという事は、核のゴミは資産じゃなくなるのかな?

・まだ素直に信じられない。 核燃料サイクルの破たんをどう取り繕うつもりなのだろう?

・もんじゅなくなったら福井の有名なものなんもなくなるやん

・もんじゅ廃炉?正しい判断です。 つか今までが金をどぶに捨ててたようなもんだし。

・核燃料サイクルのお伽話ぶっ飛ばすわけだけどいいのできるの?

・さすがに当然だろ。 施設自体も老朽化してきてるし、何より運営主体がクソすぎた。















もんじゅ、お前ついに終わるのか・・・?










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