稲川淳二さんがバイオ7・VRモードを遊んでみた





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「バーチャルとかそんな生易しいものじゃない」稲川淳二さんもハマった『バイオハザード7』PS VRモードとは | PlayStation®.Blog

『バイオハザード7 レジデント イービル』VRモードの魅力をお伝えすべく、日本を代表する怪談家である稲川淳二さんにPS VRを使ってプレイしていただきました。臨場感あふれる体験動画と、VRモードについて語ったインタビュー、ぜひご覧ください!...

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今回、このVRモードの魅力をお伝えすべく、日本を代表する怪談家である稲川淳二さんにPS VRを使って『バイオハザード7 レジデント イービル』をプレイしていただきました。「私ね、相当怖いところにも今まで訪れてますし、大抵のことじゃ怖がらないですよ?」という稲川さんですが、果たして......。

臨場感あふれる稲川さんの体験動画と、『バイオハザード7 レジデント イービル』VRモードについて語ったインタビュー、ぜひご覧ください!!

バーチャルとかそんな生易しいものじゃない

――今回、『バイオハザード7 レジデント イービル』のVRモードを体験された感想をお聞かせください。

いやね、びっくりしました。『バイオハザード7』、これすごいねえ。とにかく初めての体験で、汗もたくさんかいちゃいましたよ。

椅子に座っていただけなのに、館の中で部屋を探索していましたからね。単に映像を眺めていただけなら、こんな風に汗をかいたりしませんよ。だって、完全に自分はあの世界の中にいて、夢中であの世界を探索していたんだから。聞いていたとか、見ていたじゃなくて、確かに私はあの館の中を体験していましたから。いやあ、すごいもん作っちゃったなあ......。すごいなあ......。心臓が未だにドクンドクンいってますよ。バーチャルとかそんな生易しいものじゃないですね。

――かなりリアルな世界が目の前に広がっていたということですね。

うん。これは尋常じゃないね......。私ね、「非常識」って言葉が一番好きなんですよ。怪談は「許せる範囲の非常識」だと思っているんだけど、それはつまり「日常の中に潜んでいる非日常」なんです。私は怪談を集めるために、色んなところに足を運んでいるんですがね、たまに「ここは本当に怖いな」って感じる場所があるんです。それは、日常と大きくかけ離れている場所というわけではなくて、「ここは一体何があった場所なんだろう」という疑問が渦巻いていて、異様な雰囲気だけが漂っている場所なんです。

『バイオハザード7』の世界は、壁とか家具とかもものすごいリアル。しかも過剰な演出で脅かそうという魂胆も見られない。ただ、「ここは一体何があった場所なんだろう」という異様な空気があらゆる所から感じられる。これは、人間が恐怖を感じる場所の、言い表せない空気をよくわかっている人が作っているよねえ。

絵とかは何から何までリアルに描きすぎると怖さが減ることもあるんだけど、映像はリアルな方が......それも「背景」がリアルな方がより怖さが増していくんですよね。現実の中で奇妙なことが起こっているのが一番恐ろしいから。

本当に怖い場所に行くと、自分が幽体離脱して、意識が身体とは別のところに存在している状態で、自分の身体を遠隔操作しているような感覚になるんですよ。ゲームも仮想空間の中の自分を外から操縦するわけだけど、このPS VRはゲームの中に入っちゃう感覚だからね。だから、まさに恐怖スポットを探訪している時と同じ状態に自分がなっていましたよ。部屋の中で、いきなり「非常識」を体験できちゃうんだ。
怖いとわかっているのに先が気になる。それがクセになる

――リアルでありながら非現実が味わえるのが『バイオハザード7』の魅力ということですか?


そうですね。怪談始めてもう四半世紀になりますし、怪談の映像なんかも私は作ってきているのですが、安易に怖いものを作ろうとすると、受け手にショックをたくさん与える方向に行っちゃうんだよね。ものすごく大きな音で脅かすなんてのが、よくある演出ですかね。でもね、それは恐怖じゃなくて、ただのショックなんだ。恐怖の本質は、妙な空間とか、隙間とか説明できないものだからね。なんで自分が怖いと思っているかを説明できるものは、怖くないじゃない? で、こういう恐怖はクセになるんだなあ。

――クセになるとは......。


怖いってわかっていても、その先になぜか足を進めてしまう、その先が見たくなってしまうところが人間にはあるでしょう? 私はさっきゲームの中で扉の鍵を探したり、よくわからない肉が入っている冷蔵庫を開けたりしてましたけど、なぜか調べたくなってしまう。「この場所には一体何が隠されているんだろう」とね。そして、謎が明らかになってくると、心臓がドクンドクンしてきて、怖いんだけど、答えを知りたくなっている自分がいる。止まらないでしょ、こうなると。

物語性と謎解きが、一度始めるとやめられない面白さを生む

――確かに、『バイオハザード7』は、そうした謎解き要素も豊富に含まれています。


怪談も、続きが聞きたくなるものはミステリーとして成り立っているんですよ。怪談を仕入れるために調べ物をしていると、意外なところで得た情報が全く別の話とつながる部分があったりして、蓋を開けてみると大きな一つの物語になるなんてこともしばしばです。

手がかりを頼りに先を考えていくから楽しい。推理していく楽しさがあるんですよ。

『バイオハザード7』も、かつてこの館で生活していた人がいて、ある事件があってという風に、事件の真相が部屋を探索することで明らかになっていく。単なる映像の怖さとかではなくて、物語自体の、そこにある謎自体の奥深さがあるから、恐怖が持続していくし、一度やり始めると止まらない面白さがあるんだと思いますね。そして真相にたどり着いた時に、「ああ!! そうだったのか!!」と。いやあ、これはとんでものないもの作りましたよ本当に。私も自分の怪談をVRにしてみたいですよ。

――ちなみに、そのVR化したい怪談とはなんですか?


「緑の館」という題名がついているんですがね、親子3代に渡る話なんだけど、これ話すと45分くらいかかっちゃうんだよなあ(笑)。だからここで話すと大変なことになっちゃうんですけども......(苦笑)。でもロマンがあって、徐々に謎が解けていくような話でね、絵にもなる。物語の筋がしっかりあって、謎があって、絵にもなるような話は、VRにしてみたいし、向いていると思いますねえ。

――最後に、あらためて『バイオハザード7』のVRモードの画期的な点を挙げるとしたら何でしょうか。


今までは、恐怖ものって見たり聞いたりするものだったでしょ。それが、これは異空間の中に自分が入れてしまう。恐怖を味わうというよりは、体験なんだよね。しかもそれが家で座ったまま出来てしまう。とてつもない体験をさせてもらいましたよ。




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この話題への反応



なにこれちょーやりたい

くっそ笑った。稲川淳二にバイオやらせるっていう発想が良いわwww

ネタの宝庫すぎるだろこれwwwwwww

まさか稲川さん起用するとはw

この組み合わせはずるい

稲川淳二の実況プレイおもろw

稲川淳二がいろんなホラゲーをプレイするところは普通に見てみたかった

稲川淳二チャンネル立ち上げて公式で実況プレイさせろ

稲川淳二めっちゃいいリアクションするなwww本当の恐怖を知ってる語り部ですな

次は鈴木史朗アナで。










ホラーが本職なだけあってリアクションや解説がわかりやすいw

恐怖の帝王も太鼓判を押すバイオ7は26日発売