第77期 株主総会質疑応答より

https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2017/qa1706.pdf

名称未設定 1.jpg

Q2
現在のゲーム市場は、スマートデバイスと家庭用ゲーム機、PC(パソコン)という 3 つのセグメントで市場を等分していたが、足下ではゲーミング PC の市場が非常に伸びてきており、アメリカでは PC ゲームのプロが現れる時代になってきている。PC 市場において、ハード・ソフト面での取り組みをするつもりがあるのか聞かせてほしい。



A2
君島:
PC ゲームが多くのお客様に遊ばれていることは認識していますが、私たちが思うような驚きや新しい遊びを提供するにはハード・ソフト一体型のビジネスが一番良い方法ではないかと考えています。一方で、前期にはスマートデバイスに 3 つのアプリを配信し、内容も、遊んでいただいているお客様も異なりますが、いずれも大変ご好評をいただいています。中でも『スーパーマリオ ラン』は世界中で 1 億 5000 万以上のダウンロードを記録し、私たちのゲームを遊んだことがない方にも、スマートデバイスを通して、当社の IP に触れていただいています。このように、スマートデバイスに私たちのソフトを提供し、当社 IP に触れられるお客様が増加することによって、メインのハード・ソフト一体型のビジネスも今後さらに発展させていけるのではないかと考えています。
なお、当社のハード・ソフト一体型のビジネスに関連して補足させていただきますが、先日(6月 13〜15 日)ロサンゼルスで E3 ショウが開催されましたので、宮本と高橋から当社がどのような取り組みを行ったかをご説明させていただきます。


取締役 常務執行役員 高橋伸也:
今年の E3 ショウは『スーパーマリオ オデッセイ』の試遊体験を中心に、『ARMS』、『スプラトゥーン 2』、『ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT DX』という 3 つのソフトの対戦企画を行いました。『スーパーマリオ オデッセイ』は、Nintendo Switch の TV モード、携帯モード、テーブルモードという 3 つのプレイスタイルでみなさんに楽しんでいただきました。
E3 ショウは、今年から、業界関係者に加えて、一般の方も入場できるようになり、特に当社のブースには、大変多くの方が並んでくださり、初日は冗談ではなく、人で床が見えないぐらいでした。
対戦企画も非常に盛り上がり、舞台上のトーナメント参加者だけでなく、会場も一体になりながら「おー!」と歓声を上げ、非常に良いショウになったと思います。
E3 の前日、Ubisoft 様の発表会において、宮本がサプライズ登壇をいたしました。そちらも非常に盛り上がりましたので、ここは宮本に『スイッチして』話してもらいたいと思います。


代表取締役 クリエイティブフェロー 宮本茂:
当社は『Watch Dogs』、『Assassin’s Creed』等の大作ソフトで知られる Ubisoft 様とは⻑年にわたりお付き合いをさせていただいており、E3 ショウ前日に同社が開催された発表会において、見た目はかわいいけれどちょっと毒のある「ラビッツ」という同社のキャラクターと当社のマリオがコラボレーションする新しいタイプのソフト(Nintendo Switch 向けの『マリオ+ラビッツ キングダムバトル』)の紹介時に私はサプライズ登壇させていただきました。同社の発表会には任天堂のファンの方も数多く出席されていたようで、このソフトの発表時に会場は盛り上がりました。
E3 全般については、任天堂はかなりの注目を集め、皆様から本当にあたたかいエールを送っていただいたと感じました。

先ほど、ゲームパソコン向けのソフトに関する質問がございましたが、確かに過去には E3 会場内でも、PC を何十台も並べてネットワーク体験をするといった展示ブースも数多く見られました。しかし今年の E3 では、そういったゲームパソコンの展示や、また昨年数多く展示された VR は余り展示されず、そういった環境下で、コンシューマー向けの専用ゲーム機を扱う任天堂を再評価いただけたと感じました。




実際の質疑応答ではこんな感じで言っていたそうです↓

http://www.makonako.com/2017/06/-2017-2.html

「ゲーム業界でのPCのプロのゲーマーがいるような世界から移動して、コンシューマーのゲームとして任天堂が改めて見直された感じがした。

蛇足だが、去年の花盛りのVRはすっかり鳴りを潜めた。

年々変化するE3に柔軟に対応していく。」



この話題への反応


ミヤホン去年うちはうちでVRについてまだ早いみたいなこと言ってたけど確かに

ホンマこの老害だけは…

PSVRはハード先行のまだまだコンテンツ不足なんだろうなぁ。ニンテンドースタイルが嫌いなんか?っていうくらいキャラクターゲームが出てないし。

任天堂の株主総会で宮本茂御大が蛇足ながらVRをdisった(2年連続2回目)と聞いて。

宮本さんがE3での成功を語りつつVRをやんわり批判してたのにはこの人ぶれないなと笑ってしまった。

任天堂はVRに否定的だけど後五年、10年したら間違いなく VRの波がくる その時任天堂はどうするのか? 任天堂のギミック、新しい事の挑戦は素晴らしい事だけど それをサードに一から求めるのは酷だと思う










宮本さんはVR否定派だから「予想通り」って感じなんだろうね


そもそも品薄なんとかしてくれんと・・・



Splatoon 2 (スプラトゥーン2)
任天堂 (2017-07-21)
売り上げランキング: 10