記事によると

・ゲームエンジン「MT Framework」は、2006年の『デッドライジング』から2015年の『ドラゴンズドグマオンライン』までカプコンによって広く使われてきた

・2017年初め、『バイオハザード7』は新しいゲームエンジン「RE ENGINE」を搭載。MT Frameworkは将来のため脱出するべきものだと考えられてきた

・しかしカプコンはPS4/XboxOne/PC『モンスターハンターワールド』に再びMT Frameworkを搭載していると明らかにした

・カプコンの辻本良三プロデューサーは、ゲーム誌EDGEのインタビューでMT Frameworkを採用した理由を説明した

「最良のゲーム開発環境は、外部リソースに頼るのではなく、スタンバイしているエンジニアが仕事できるようにすることだと感じました。さらに、MT Frameworkでしかできない本当にモンスターハンターに有益なことがいくつかあります。

このシリーズはMT Frameworkの開発に実際に影響を与えています。そのため、エンジンで使用できるカスタムツールセットはモンスターハンター開発にピッタリです。

モンスターハンターが作り、モンスターハンターのために作られたエンジンにこだわるのは当然のことでした。」


・MT Frameworkは最先端のビジュアルを提供することができないが、パフォーマンスは間違いない







MT Framework(MT フレームワーク、エムティー フレームワーク)は、株式会社カプコンが自社のゲーム開発用に作成し使用しているクロスプラットフォーム開発環境およびゲームエンジンの総称。
Xbox 360、PlayStation 3、Windows PCの開発に対応しており、他のバリエーションとして、WiiとPlayStation 3に対応した「MT Framework Lite」、ニンテンドー3DSとPlayStation Vita[1]用の「MT Framework Mobile」が存在する。
MT FrameworkのMTには、"Multi-Thread"(マルチスレッド)、"Meta Tools"(メタツール)、"Multi Target"(マルチターゲット)という意味が込められており、MT Frameworkが単純なゲームエンジンだけではなく、開発から実行までトータルサポートするためのツールであることを示している。

開発当初からマルチスレッド動作においてパフォーマンスを発揮するように設計されており、マルチコアCPUなどコア数が多い環境ほど高パフォーマンスを発揮する。性能面で差異のあるプラットフォーム間での同時開発が可能でありながらも、同一のタイトルでも、上位のプラットフォーム上では、よりパフォーマンスの高い処理を行えるように開発することもできる。例えば、Windows PC版ではコンシューマ機よりもGPU世代が上の表現を取り入れて差別化を図ったり、MT Framework LiteではPlayStation 3版専用の表現を加えることなどが可能である。
NVIDIAの支援により同社製ビデオチップに最適化されている。いくつかのゲーム情報サイトで同エンジン搭載ゲームがPCのベンチマークとして利用されている。
カプコンの竹内潤は、MT Frameworkは各タイトル開発プロジェクトごとにマイナーチェンジで機能向上が行なわれ、バージョン番号はタイトルと1対1となっているとコメントしている。


作品
デッドライジング (MTFW 1.0)
ロスト プラネット エクストリーム コンディション (MTFW 1.1 & 1.2)
デビルメイクライ4 (MTFW 1.3)
バイオハザード5 (MTFW 1.4)
戦国BASARA3 (MTFW Lite)
MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds (MTFW 2.1)
バイオハザード リベレーションズ (MTFW Mobile)
モンスターハンター3G/HD Ver. (MTFW Mobile)
Dragon's Dogma (MTFW 2.x)
バイオハザード6 (MTFW 2.x)
逆転裁判5 (MTFW Mobile)
モンスターハンター4G (MTFW Mobile)
など



引用画像

CAPCOM:モンスターハンター:ワールド 公式サイト

本作では新たに構築された多種多様な地形や生態系が息づく世界で、その全てを利用してモンスターを狩る、究極の狩猟生活を体験できます。

www.capcom.co.jp
全文を読む



新モンスター情報























多少グラフィックが落ちても開発しやすいエンジンにこだわったらしい

バイオ7では採用されなかったけど、MTフレームワークってかなり息が長いなぁ