ソニー株式会社 2017年度第1四半期 決算短信
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120170801445225.pdf
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一部抜粋

【連結業績概況】
売上高及び営業収入(以下「売上高」)は、前年同期比15.2%増加し、1兆8,581億円となりました。この大幅な増収は、主に金融分野及び半導体分野の増収によるものです。前年同期の為替レートを適用した場合、売上高は14%増加となります。

営業利益は、前年同期比1,014億円増加し、1,576億円となりました。この大幅な増益は、ゲーム&ネットワークサービス(以下「G&NS」)分野の減益があったものの、主に、半導体分野及びイメージング・プロダクツ&ソリューション(以下「IP&S」)分野の損益改善によるものです。


なお、当四半期の営業利益には、カメラモジュール事業の製造子会社である索尼電子華南有限公司(SonyElectronics Huanan Co., Ltd.、以下「SEH」)の持分全部の譲渡益275億円が半導体分野に計上されています。また、平成28年(2016年)熊本地震(以下「熊本地震」)にかかわる逸失利益などに対する保険金の受取67億円が半導体分野に、26億円がIP&S分野にそれぞれ計上されています。

前年同期の営業利益には、外販向けの一部の高機能カメラモジュールの開発・製造の中止にともなう長期性資産の減損203億円及び熊本地震に関連する費用(純額)136億円が半導体分野に計上されていました。

当四半期の構造改革費用(純額)は、前年同期に比べ7億円増加し、24億円となりました。これは、営業費用として営業利益に含まれています。

営業利益に含まれる持分法による投資利益(損失)は、前年同期の8億円の損失に対し、当四半期は11億円の利益を計上しました。

その他の収益(費用)(純額)は、前年同期の8億円の収益に対し、当四半期は87億円の費用を計上しました。これは主に、前年同期は為替差益(純額)を計上したのに対し、当四半期は為替差損(純額)を計上したことによるものです。

税引前利益は、前年同期に比べ919億円増加し、1,489億円となりました。

法人税等は、当四半期において545億円を計上し、実効税率は前年同期の35.9%を上回り、36.6%となりました。これは、繰延税金資産に対し評価性引当金を計上している海外の一部の子会社において、前年同期は利益を計上したことに対し当四半期は損失を計上したことなどによるものです。

当社株主に帰属する四半期純利益(非支配持分に帰属する四半期純利益を除く)は、前年同期に比べ597億円増加し、809億円となりました。


ゲーム&ネットワークサービス(G&NS)分野
G&NS分野の売上高は、前年同期比5.4%増加し、3,481億円となりました(前年同期の為替レートを適用した場合、4%の増収)。前年度の9月において実施した「プレイステーション 4」(以下「PS4®」)のハードウェアの価格改定の影響などがあったものの、ネットワークを通じた販売を含むPS4®のソフトウェアの増収及びPlayStation®VRの貢献の影響などにより、当四半期において、分野全体で増収となりました。

営業利益は、前年同期比263億円減少し、177億円となりました。この大幅な減益は、主に前年同期には収益性が高い自社制作ソフトウェアの貢献が大きかったこと、及び前述のPS4®のハードウェアの価格改定の影響によるものです。なお、当四半期の為替の悪影響は24億円でした。


半導体分野
半導体分野の売上高は、前年同期比 41.4%増加し、2,043 億円となりました(前年同期の為替レートを適用した場合、38%の増収)。この増収は、事業規模を縮小したカメラモジュール事業の大幅な減収があったものの、モバイル機器向けイメージセンサーの販売数量が大幅に増加したことに加え、前年同期には熊本地震の影響による生産の減少があったことなどによるものです。

営業損益は、前年同期の 435 億円の損失に対し、当四半期は 554 億円の利益となりました。この大幅な損益の改善は、前述の増収の影響に加え、前述の SEH の持分全部の譲渡益 275 億円及び熊本地震にかかわる受取保険金 67億円の計上や、前年同期にはカメラモジュールに関する長期性資産の減損 203億円及び熊本地震に関連する費用(純額)136 億円を計上していたことなどによるものです。また、当四半期の為替の好影響は 25 億円でした。


音楽分野
音楽分野の売上高は、前年同期比18.8%増加し、1,686億円となりました(前年同期の為替レートを適用した場合、17%の増収)。この大幅な増収は、主に映像メディア・プラットフォーム及び音楽制作の増収によるものです。映像メディア・プラットフォームの増収は、モバイル機器向けゲームアプリケーション「Fate/Grand Order」が好調だったことによるものです。音楽制作は、主にストリーミング配信売上の増加により増収となりました。なお、当四半期にヒットした音楽作品には、ハリー・スタイルズのデビューアルバム「ハリー・スタイルズ」、乃木坂46の「生まれてから初めて見た夢」及びザ・チェインスモーカーズの「メモリーズ...ドゥー・ノット・オープン」などがあります。

営業利益は、前年同期比91億円増加し、250億円となりました。この増益は、主に前述の映像メディア・プラットフォーム及び音楽制作の増収によるものです。



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2017年度 第1四半期 説明会配布資料
https://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/library/fr/17q1_sonypre.pdf
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半導体事業が絶好調、ゲーム分野は減益

決算報告でFGOの名前が出ることも多くなってきた




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