庵野監督が経営者として語る



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庵野秀明監督が初めて語る経営者としての10年(上)

アニメ『エヴァンゲリオン』シリーズや映画『シン・ゴジラ』を手掛けてきた庵野秀明監督には、映像作家という一面の他に、映像企画制作会社カラー代表取締役社長としての顔がある。このたび、カラーの会社設立10周年を迎え、2016年11月23日(祝)から8日間、東京・ラフォーレミュージアム原宿で初の企画展覧会を開催することになった。日本を代表するアニメスタジオを誕生させた庵野監督が初めて会社経営について語った。

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記事によると

──アニメ制作者における就業形態において、正社員の比率は15.5%しかないという調査があります(日本アニメーター・演出協会調べ)。この業界ではカラーのように社員化を進め、固定給の支払いができる会社は数少ないようです。なぜこのような経営を行うのでしょうか。

作品を実際に作っているのは監督ではなく、スタッフです。さらに、作品の土台を経済的に支えてくれるのはファンの人たちです。ファンとスタッフは大事にしなければなりません。これがデファクト(標準)であり、当然のこと。作品を作り続けるには、両者に対して還元をしていかなければならないという考えがあります。

 アニメを制作してお金が入ったときは皆で分け合うようにしています。当たらなかったときは皆で貧乏になる。われわれも人気商売なので、そういう考えの下で経営をしています。

 なので、余裕があるうちに、ファンにも還元したいですね。今回の10周年展も、ファンへの感謝の気持ちがあります。アニメや特撮の資料ミニチュアなどをアーカイブ化する事業も進めていますが、これも自分たちをこの業界に導いてくれた過去作品、先人への恩返しのつもりです。

──福利厚生も充実させていて、社員旅行もしているようですね。

ええ。忙しいときは別ですが、可能な限り夏、冬の年2回、社員旅行を開催しています。最近だと、沖縄の宮古島に行きました。大人数になってきたので、なかなか大変ではありますが。



この記事への反応


こうやって落ち着いたトークできるようになったのもシンゴジラヒットして自信取り戻した感じだからなのかな ジブリって非上場企業なんね

監督も経営者も「ひとを活かす」のが仕事。活かせる環境づくりができなければ、その責任は、監督であり、経営者である。この部分、すごくジィンと来る。上の人間のやるべきことが見える。

面白かった。昔、庵野さんはコストとか計算しない芸術家タイプだと勝手に思っていたんだけど、業界に近い人達から「あの人は諸々管理できる監督だよ」と言われた理由がわかるなー

この視線での記事は貴重だ。

こんな上司の下であったら全力を尽くしたくなるなぁ













安定した作品があるからこそだろうけど

こういうところを目指さないといけないんだろうなぁアニメ業界。











にしてもカラー10年ってことは

序からもう10年なんだな・・・








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