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記事によると



【最下位を祝う米軍士官学校】
世の中には全てにおいて順位がある。そして世間に持て囃されるのは1位だろうオリンピックの金メダル、大学の首席、アイドルの総選挙。確かに1位を勝ち得たものは賞賛に値する。並大抵の努力では1位にはなれない。ただ同様に賞賛されるべき人がいる。
最下位の人だ。

アメリカの陸軍士官学校の卒業式には面白い制度がある。Goat(ヤギ)と呼ばれる成績最下位の卒業生を一番盛大に祝うのだ。Goatには更に同級生たちから1ドルずつ貰える(合わせて1000ドルくらい)これは厳しい陸軍士官学校の生活で多くの同級生が落第・脱落していく中で、最後まで崖っぷちで喰らいついた根性を讃えるためと一説には言われている。

また最下位の人が優れているのは強い意志だけじゃない。常識にとらわれない思考や、トラブルを即興で切り抜けるといった無形の資質があり、それが戦場や人生での成功につながると陸軍士官学校では考えられている。

(注:なぜ成績最下位の卒業生をヤギというのかは不明。一説には永遠のライバルである海軍のシンボルがヤギだからと推測されてる。お前は成績悪いから陸軍じゃなくて海軍でしかやっていけないぞ、という皮肉だという説。)

同様に海軍士官学校でも最下位の生徒はAnchor manとして讃えられる。海の底にいて目立たないが欠かすことの出来ない錨に例えるのは、海軍らしくてとても素敵だと思う。(少なくとも陸軍をけなす皮肉にはならない。)

最下位であるということは、勝負に参加したということだ。勝負に参加することは誰にでもできる訳ではない。大抵の人は自分の能力に疑いを持ち、努力することを諦めてしまう。そして勝負する土俵にすら上がることができずに終わってしまう。そんな中、最下位である人は自分を最後まで信じ抜いた強い意志がある人なんだ。

何かで最下位だとしても腐る必要はない。むしろ堂々と誇るくらいの気持ちを持っていこう。諦めなければ勝負は何回でもできる。次で1位を取ればいいだけだ。


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この記事への反応



これ面白いですね。研究が行き詰って学位取るときに苦労していたときに友人に言われた「卒業証書に順位は書いてねえ」という彼なりの励ましの言葉を思い出しました

米海軍のシンボルが山羊だというのは、結構 意味深だっだりもしますが。ウエストポイントに、このような慣わしがあるとは知りませんでした。
しかし、ミネアポリスでも Anchor man と呼び同じ風習があるとは…
いかにも米国人らしいと感じます。

貴重なお話を有難うございました


この人、ビリっぽい雰囲気があって親近感ある

GoatというとGreatest Of All Timeの略で使われたりしますが、この場合はちょっと違うんですかね

ドベだが、仲間だ我々は仲間を見捨てない順番をつければ必ず最下位は出る彼を含めての我々であるしかし見よ、彼には彼の価値があろう

そういうことも含んでおるのかなと思いました😌


Westpointって防衛大学以上に入るだけでもスーパーエリート集団ですよね。ここ出身で退役後大学院出てビジネスマンになっている人何人か出会いましたが心身共に優れた人ばかりでした






これは面白いなぁ


B0CJ4BDN1C
アトラス(2024-03-08T00:00:01Z)
5つ星のうち4.6

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任天堂(2017-04-28T00:00:01Z)
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