記事によると

・4月7日(金)から公開される映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』について、『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』や『イノセンス』を手掛けた押井守監督にインタビュー

・押井監督は、この2年間ゲームばかりやってきた結論として、「映画自体がゲームに水をあけられている」と話した

・映画とゲームの時間の長さを挙げ、「『Fallout』は200時間やっても飽きない」「終わる必要がないってのは新しい形式だと思った。オープンフィールドの環境とキャラクターを用意すれば、あとは自分でストーリーを作れるからね」として、映像体験としてもゲームが優れていることを指摘

・また、優れたゲームが映像体験として形になったことがショックだったと語り、「かつては一生懸命映画の真似してるなーってくらいに思ってたんだけどさ。今は眼中にないよね。2年近くゲームをやってきた結論として、こういう危機感を持たずに映画を作っていいのかっていう気がした」と語った

・現在の映画については、「目先は変えられるけど、表現というレベルでは明らかに停滞してる」と指摘。結局デジタルは表現の本質を変えなかったとして、映画にできることは何ひとつ変わっていないと語った

・最近の押井監督はYoutubeばかり見ているといい、ゲーム動画については「映画より面白いもん。みんな違うから。100人の人間がそれぞれ違う印象で席を立つっていうのを地で行ってんのがゲームなんだよね。100人が100人、違う物語を見てる」と話した



この記事への反応


味わい深いインタビュー

押井さん流石面白いなぁ。アニメ・ゲーム・実写のメディアの表現差を端的に語っていてとてもわかる

自分は最近、ゲームは2時間で終わらないっていうのはデメリットだと思ってるんだけど、押井さんは全く逆なんだなー

ホントそれなって感じ。「ゲーム=体験&体感できる映画」って長らく言い続けてるけど、ホントそうなんだよ今の時代。

押井守のゲーム論おもしろい

やっぱり僕にとっての攻殻はこの人なんだよなぁ。

押井監督もゲームと映画を比較しはじめたか・・・そうなんだよ。日本映画は明らかにゲームの表現に負けているんだよ・・。

「最近ネットでゲーム実況ばかり見てる」をこんな偉そうに重々しく言えるってすごい

押井監督、ものすごく熱くゲームを語ってらっしゃる(Falloutを例に)。確かに数年前から海外のAAAタイトルってもはや映画を超えてる気がする。
特に脚本と音楽のクオリティが完全に映画に追いついて、表現としてもうメジャーなものに定着したというか。


押井監督がfalloutにどハマりしててかつYouTubeでゲーム動画漁ってるの、とにかく楽しそうでなにより















Falloutまでやってたのか・・・サラッと200時間とか言ってるし

今の押井監督がゲーム作ったらどんなものができるのだろうか



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