
「親ガチャ」考。
— shinshinohara (@ShinShinohara) November 29, 2023
最近、親ガチャという言葉をよく聞くようになった。生まれた家によって子どもの環境が決まってしまうのは昔からの話だが、ここにきてなぜ「親ガチャ」という言葉が根付いたのだろう?ということを、昨日のウェブ飲み会で話し合った。その中で、面白い指摘があった。じゃりン子チエ。
テレビアニメのその番組で、チエは見事な「親ガチャ」だといえる。夫婦は別れてお母さんはいない、父親はバクチとケンカばかりするろくでもない男。チエはしばしば「うちは世界一不幸な少女や」と愚痴るシーンがあったように思うけれど、その割にタフでいつも明るい。ホルモン焼き屋を自ら経営。
— shinshinohara (@ShinShinohara) November 29, 2023
チエは見事な「親ガチャ」だといえる。
夫婦は別れてお母さんはいない、
父親はバクチとケンカばかりするろくでもない男。
チエはしばしば「うちは世界一不幸な少女や」と愚痴るシーンがあったように思うけれど、
その割にタフでいつも明るい。
ホルモン焼き屋を自ら経営。
そして肝心なのは、私の子どもの頃、こうしたチエみたいな存在を、必ずしも非現実的だとは感じなかった、ということ。こうした子どもはいるんだろうな、という感じ。実際、私の知っている人でも、建築用重機を貸し出す会社の社長もなかなかな子供時代を過ごしていた。
— shinshinohara (@ShinShinohara) November 29, 2023
中略
親がアレでも子は育つ。そんな実例を私も知っていたので、じゃりン子チエは実際あり得るだろう、と当時は考えていた。ところが、今の日本社会でじゃりン子チエは成立するかというと、私には想像できない。かなり難しいことのように思う。なぜか。「大人が隠れている」からだ。
— shinshinohara (@ShinShinohara) November 29, 2023
親がアレでも子は育つ。
そんな実例を私も知っていたので、
じゃりン子チエは実際あり得るだろう、と当時は考えていた。
ところが、今の日本社会でじゃりン子チエは成立するかというと、
私には想像できない。
かなり難しいことのように思う。
なぜか。「大人が隠れている」からだ。
子どもの目から、大人が消えた。昔だったら、「お前、学校行かずにぶらぶらしているんだったら、うちの店手伝えよ」と言ってくれる商店街のおっちゃんおばちゃんがいたりした。大人が近くにいたし、どうやって生きているのかというのも間近に見ることができた。しかし今の大人たちは。
— shinshinohara (@ShinShinohara) November 29, 2023
ビルの中に隠れて見えない。会社から戻ってきたと思ったら家の中にこもっているからやっぱり見えない。今の子どもたちにとって、大人は親だけ。親しか大人のモデルはいない。親以外の大人から影響を受けたり、補助をもらったりすることが非常に難しくなっている。
— shinshinohara (@ShinShinohara) November 29, 2023
今の子どもたちにとって、大人は親だけ。
親しか大人のモデルはいない。
親以外の大人から影響を受けたり、
補助をもらったりすることが非常に難しくなっている。
昔は、「第三者の大人」が町中にあふれていて、子どもたちの様子を見てくれ、気にもかけてくれた。子どもたちもそうした身近な大人たちを見て、親以外の大人の存在を知り、必ずしも親をモデルにしなくても生き方を学ぶことができた。しかし今の日本では、それが難しい。
— shinshinohara (@ShinShinohara) November 29, 2023
「親ガチャ」という言葉は、親以外の大人と出会い、親以外の大人をモデルにして学ぶ機会が絶無になっている現状を背景にして広がった言葉なのかもしれない。このため、じゃりン子チエのようにたくましく育とうとしても、いまの日本社会ではチエは生きていくことが難しいかもしれない。
— shinshinohara (@ShinShinohara) November 29, 2023
「親ガチャ」という言葉は、
親以外の大人と出会い、
親以外の大人をモデルにして学ぶ機会が絶無になっている現状を
背景にして広がった言葉なのかもしれない。
このため、じゃりン子チエのようにたくましく育とうとしても、
いまの日本社会ではチエは生きていくことが難しいかもしれない。
この記事への反応
・テツはクズだし、母親は無責任だけど(途中で帰ってくるけど)
二人共娘のチエを溺愛してることは傍目にもすごくわかりやすいからな
ドヤ街育ちだけど、チエは確実に愛されて育ってる
・親ガチャ分析のおっさんはまだまだ甘い
治安悪い地域でクズ親を持ったら
普通はご近所や商店街の大人達はその子供をいじめたり冷たくするぞ
親への恨み辛みをその子供にぶつけるのがデフォルトで子供は家にも近所にも居場所がなくなる
「ダメ親の代わりに良い見本となって助けてくれる」なんてことはまずない
それこそ「出身地域ガチャSSR」じゃないとな
・テツはDQNだけど、毒親ではない印象
・フィクションの漫画を元に論説ってアホすぎない?
・テツ以外の家族と大人達+ペットの猫には
恵まれてるからな、チエちゃんは
おばあはんと母と小鉄と担任教師の存在がでかい
一応チエを愛してくれてるし
父親兼兄みたいな猫がおるしね
児童労働も低賃金で使われる非正規なら苦痛だけど
経営者側だから楽しいとこもあるんやろな
余湖 裕輝(著), 本兌有・杉ライカ(著), ブラッドレー・ボンド+フィリップ・N・モーゼズ(その他), 田畑 由秋(その他), わらいなく・余湖裕輝(その他)(2018-02-10T00:00:00.000Z)
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