
医師名乗る電話、わずか3時間で詐取された老後の220万円【仮面の罠 断て特殊詐欺】(中国新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
記事によると
始まりは、医師を名乗る男からの着信だった。中国地方が梅雨入りし、蒸し暑さが漂い始めた昨年6月下旬の昼下がり。広島市内の吉見良枝さん(86)=仮名=方の固定電話が鳴った。
「息子さんが職場で『喉が痛い』と血を吐いた。がんの可能性がある」
電話の主は「日赤の医師のササキタケシ」。手元にあったメモ帳に、ササキが言う病院の電話番号を書き取り、受話器を置いた。
30分ほどたち、再び電話が鳴った。
「こんなことになって悪い、お母さん」
聞こえてきたのは、かすれた男の声。浩二さんを名乗った。そして金銭トラブルを打ち明けてきた。「実は今日中に780万円が必要なんだ。妻には言わないでほしい」
聞けば、既に500万円は職場の先輩である「サカモト」の母が工面したらしい。残りの280万円がどうしても必要だが、病院にいて身動きが取れないという。
ピーポー、ピーポー。受話器の向こうから救急車のサイレンが聞こえる。
時計に目をやった。午後3時。銀行の窓口は使えない。ATMで引き出せる上限額は50万円だ。自身と夫の口座に入っている計100万円と自宅で保管している120万円なら、何とかなる。トラブルの中身は詮索しなかった。「220万円しかなくてごめんね」。受話器越しに謝り、近くの銀行へ急いだ。
眠れない夜が明けた。意を決して浩二さんの妻に電話した。「ゆうべは大変だったんじゃねえ」。すると電話口の妻は不思議そうに答えた。「浩二さん、けさも元気に仕事へ行きましたよ」。全身の力が抜けていった。詐欺に遭ったことに、初めて気が付いた。
吉見さんがだまし取られた220万円は、夫婦でこつこつためてきた老後の生活資金だった。
以下、全文を読む
この記事への反応
・自分の子供が大変な状況になったと思わせて、騙す。
親心に付け入る詐欺の手口は、お金を取られただけでなく、
被害者の心に大きな傷を残します。
今回の手口では、おそらくパトカーのサイレンや
救急車の音などの効果音も使ったと思われます。
騙すための知恵を組織で考えて実行します。
相手は複数人の知恵でくるために、
被害に遭う高齢者はとうてい太刀打ちできない状況となります。
この状況が20年も続いています。
・劇場型犯罪の典型。
人の不安をあおって極悪だと思う。
一番腹が立つのが、詐欺グループが「悪いことをしている」ということより
「組織としてやっている」感で、捕まらないことも仕事のような感覚であること。
実際に受け子程度だと懲役3年程度は「運が悪かった」にしかならないよ。
被害者は財産を失い、生活も困窮するような状況なのに。
・特殊詐欺が広域強盗に変化はしていますが、
振り込め詐欺などが無くなるわけではありません。
手を変えで電話やメールで騙してきます。
家族を装い電話をしてくるパターンがやはり多いので、
これに関しては家族で合言葉を決めておいて
頂くだけで被害に遭いません。偽物と見抜けますのて。
・犯罪に対しての罰が甘すぎる
刑務所で労務しながら詐欺した金額を稼ぐまでの懲役刑にしたらいい
・実家にもありました。
扁桃腺が腫れたという兄からの電話。
慌てた母から受話器を渡され、自分が出ると逆に向こうが慌てて電話が切れました。
両親だけだったら危なかったです。
高齢者が動転して騙されるのは仕方ないです。
お金は渡さない。お金は渡さない。
うちにお金を無心する子供はいない。
電話と玄関に貼り紙しました。
組織ぐるみの劇場型詐欺っていうのか
手が込みすぎだろ……
子供と離れて暮らしてる親だったら
不安のあまり動転しても無理ないよな
手が込みすぎだろ……
子供と離れて暮らしてる親だったら
不安のあまり動転しても無理ないよな
日向夏(ヒーロー文庫/主婦の友インフォス) (著), ねこクラゲ(著), 七緒一綺(著), しのとうこ(著)(2023-02-25T00:00:00.000Z)
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はちま起稿
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