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話題のツイートより






大学3年生の時に念願だったラノベ作家になった

当時のwebサイトで流行っていたジャンルに乗っかり、1日で45万のPVを叩きだした。
ブックマークも2万を超えた。自分の中で最高傑作だった

出版社から書籍化打診が来た時、
喜びと同時に「そりゃあそうだろう」
という気持ちがなかったかというと嘘になる




SNSでは書籍化作家が星のようにいるように思えるが、
実際のところその数は作家全体の一握り

僕は舞い上がったし、友達も祝ってくれた

『これで就活はしなくていいな』
なんて言って飲み明かした。




しかし現実は甘くなかった

1巻打ち切りの連絡が届いたのは、コミカライズの原稿が届いたのと同時

『売れ行きが芳しくなく小説の方は打ち切りとなります。
コミカライズはweb版をベースにしていくということで』

社会に出たことのない僕に届いたビジネスメールは、
とても乾いた文書で思わず笑った















長期シリーズにしたい、と思った
働き始めると執筆にとれる時間は無くなってしまうと聞いていたから

兼業作家はweb作品を研究し新規の作品を上げることが困難になる

だから長期シリーズにしたいと思ったのだ

そんな思いで迎えた入社初日
僕はIT業界というものを舐めていたことを思い知らされた




厳密な労働管理の結果、
効率が落ちるからテレワーク禁止という
ハイテクなのかローテクなのか分からない結論が
出ていた会社は流行り病の中でも連日出社

片道1時間かかる満員電車に乗り、2時間の残業をして、また1時間電車

これだけで4時間が消える
そこに書籍化作業が入ると、自由時間は0だった




真っ先に削ったのは、食事の時間だった

飯を食うのは時間がかかる
だがエネルギーを補給するだけなら時間はかからない

コンビニでゼリー飲料を買うと仕事から帰ってきてパソコンを叩き
朝早く起きてパソコンを叩き、出社したらパソコンを叩く

疲労は気付かぬうちに、けれど確実に体を蝕んでいた




若いから大丈夫

そんなことを言っていられるのは健康な食事と睡眠をとっている人間だけの話

12月のある日、僕は会社のトイレの中で倒れ救急車で運ばれた
会社の人には迷惑をかけ、締め切りも破ってしまった

副業なんてするんじゃなかった
もう小説を書くのはやめよう

そう思った時だった!










  


この記事への反応


   
長い、三行で

↑夢破れたラノベ作家の失敗談に見せかけた
巧妙な青汁のステマ


やっぱり青汁、青汁は全てを解決する
  
これはいい宣伝になるなぁ、青汁の

これにはAIも苦笑い
青汁だけに


やはりIT企業は悪

ラノベの大賞を受賞した人に
まず編集部の人がかける第一声が
「仕事は辞めないでくださいね」というのは有名な話だし、
作家はよほど売れない限り基本的に兼業。
上手いバランスを見つけていくしかない。



遠距離のIT企業に就職してはいけないのと
青汁最高!!
ってとこまで読んだ





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龍幸伸(著)(2025-01-04T00:00:00.000Z)
5つ星のうち4.9