
岩手県在住の小説家・佐々木鏡石さん、ツイッターで「異世界転生作品」の持論を展開
異世界転生作品が嫌いな人は多いですけど、11年前の3月、あまりにも理不尽に人が死んでゆく現実を見た日には、多分異世界転生が必要だったと思いますよ。私はこれ死ぬまで言いますよ。
— 佐々木鏡石@コミック第1巻、11/1発売 (@Kyouseki_Sasaki) November 18, 2022
異世界転生は人の宿願です。死んだら続きがあって欲しいじゃないですか。
私が見るところ、異世界転生否定派はいても、異世界転生そのものが嫌われてるわけではないんですよ。
— 佐々木鏡石@コミック第1巻、11/1発売 (@Kyouseki_Sasaki) November 18, 2022
その根本には
「津波で死んだあの人なら、たとえ異世界に転生しても己の信じる正義を貫いたはずだ。そういう人だったから」
という、これまた別の願いがある故なんだと思います。
なろう系異世界転生小説は、一種の供養なんですよ。なんのいい目も見ず、侘しく死んでしまった人の人生に、有り得たかもしれない栄光の未来を与える事業なんです。
— 佐々木鏡石@コミック第1巻、11/1発売 (@Kyouseki_Sasaki) November 18, 2022
あまりに多くの人が理不尽に亡くなった3.11後にそれが流行ったことについては意味があるとは考えられないでしょうか。
なんのいい目も見ず、災害で呆気なく死んでしまった人の人生を考え、異世界転生という形で続きを用意したことについては、日本人のヌクモリティだと思います。
— 佐々木鏡石@コミック第1巻、11/1発売 (@Kyouseki_Sasaki) November 18, 2022
あの巨大災害に際し、虚しく奪わわれた人の人生を考え、なんとかハッピーにしようとした結果が「異世界転生」の流行だったのだと思います。
異世界転生作品が嫌いな人は多いですけど、11年前の3月、あまりにも理不尽に人が死んでゆく現実を見た日には、多分異世界転生が必要だったと思いますよ。私はこれ死ぬまで言いますよ。
異世界転生は人の宿願です。死んだら続きがあって欲しいじゃないですか。
異世界転生は現実逃避だとは言いますが、よく考えれば、現実逃避の何が悪いんですかね。今日逃避しなけりゃとても明日を生きていけない社会でないですか、我が国の社会は。
そこまで否定できる程に日本に生きてる人はみんなみんなシニカルで強いですか。そんなわけないです。
私が見るところ、異世界転生否定派はいても、異世界転生そのものが嫌われてるわけではないんですよ。
その根本には
「津波で死んだあの人なら、たとえ異世界に転生しても己の信じる正義を貫いたはずだ。そういう人だったから」
という、これまた別の願いがある故なんだと思います。
11年前、異世界転生が突如日本で流行り出したことには必ず理由がある。決して『無職転生』のお陰だけではない。何かがカチッと当時の日本人のニーズにハマったのだ。それは3.11だったと思います。
ただ単純に、死んだ後に続きがあってほしいって、そんな贅沢な望みですかね。
なろう系異世界転生小説は、一種の供養なんですよ。なんのいい目も見ず、侘しく死んでしまった人の人生に、有り得たかもしれない栄光の未来を与える事業なんです。
あまりに多くの人が理不尽に亡くなった3.11後にそれが流行ったことについては意味があるとは考えられないでしょうか。
なんのいい目も見ず、災害で呆気なく死んでしまった人の人生を考え、異世界転生という形で続きを用意したことについては、日本人のヌクモリティだと思います。
あの巨大災害に際し、虚しく奪わわれた人の人生を考え、なんとかハッピーにしようとした結果が「異世界転生」の流行だったのだと思います。
この記事への反応
・輪廻転生の先が現世じゃなくて異世界になったのね
・なるほど、昔の人が考えた天国と地獄みたいなもんか…
・震災で転生作品が人気出たのは一理あると思う
異世界転生モノ苦手なのは「転生後のパターンと展開が同じような作品が多すぎる」からなんだけど…一味違う展開は欲しいよな…人間みな同じ人生歩むわけないし……
・なるほど、そういう見方は無かったな。
余りの不条理に来世を信じたくなるのは、今も昔も変わりはしないのだろう。
昔はそれは宗教の役目だったが、科学が進んだ今は、その一部が架空小説になったと。
・なんともまだ言語化出来てないんだけど……
この考え方には違和感がある……
被災した身として……
・現実逃避じゃないフィクションなんてのも無いでしょうし。
・まあ現代版の宗教みたいな所はあると思う。来世では幸せを得られる的な方向で
・供養絵みたいなものなのよね。
あの人はきっとどこか別の世界でチートで無双して楽しく生きていてくれてるはずって。
・昔は戦や疫病や飢餓でヒトはころころ亡くなって、残された者のこころの救いは宗教くらいだったけれど、今は複数のメディアにこういうものが存在してる。
……アリなんじゃない?
・異世界転生作品は似たり寄ったりなストーリーばかりなのが嫌いな理由であって、異世界転生自体はきっと誰も否定していない。
【佐々木鏡石 - Wikipedia】
佐々木 鏡石(ささき きょうせき)は、日本のライトノベル作家、兼業農家である。
岩手県在住。リンゴなどの果樹や米を栽培する兼業農家として働きながら、小説家としても活動している。岩手県遠野市を心の故郷としていると話し、ペンネームも『遠野物語』の話者である「佐々木喜善」からとった。
代表作
『がんばれ農強聖女~聖女の地位と婚約者を奪われた令嬢の農業革命日誌~』
『じょっぱれアオモリの星~『何喋ってらんだがわがんねぇんだよ!』どギルドをぼんだされだ青森出身の魔導士、通訳兼相棒の新米回復術士と一緒ずてツートな無詠唱魔術で最強ば目指す~』
この発想はなかった
新手の宗教みたいだ


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1. はちまき名無しさん
” 俺の願い
それははちま起稿の消滅
そしてはちまに携わる全ての者が
想像を絶する責め苦の果てに死ぬ事だ
とりあえずこの記事書いたライターは死ね
„