
日本のゲームはなぜ欧米で愛され、なぜ人気を失い、どのようにして復活したのか――FFの生みの親や「悪魔城」シリーズを手掛けたレジェンドたちが語る
記事によると
・モナコで『MAGIC 2023』というアニメ・ゲームの祭典が2月25日と26日に開催され、坂口博信氏もそこに参加した。
・その際のトークセッションで、当時の和ゲーについて語り合っていた。
・中には、和ゲーが流行ったことについて言及していた。
-以下、一部抜粋
ヨーステン:オランダでも――欧米は全体的にそうだったと思うんですけど――アクションゲームの方が流行っていたので、私の周りにRPGや日本のゲームをやっている人が少ない感じでしたが、私は逆に「日本のゲームは特別だ」という感覚を持つようになりましたね。
クラベ:『ファイナルファンタジーVII』をきっかけにゲーム業界がいろんな意味で大きく変わるわけですが、実は同じ年に五十嵐さんの「月下の夜想曲」が出て、メトロイドヴァニアという流れを生み出すわけですが、同じ年にそういう記念碑的な作品が発売しているのも感慨深いですね。五十嵐さんはこのときに、しかも結構近いタイミングで発売した『ファイナルファンタジーVII』というタイトルをどのようにご覧になっていたのでしょうか。
五十嵐:もちろん、「これ、すごいのがきたぞ」という感覚なんですけど、「なんで同タイミングなのかな……(苦笑)」と。
クラベ:ステファニーさんがおっしゃったように、世代によって「どうして日本に興味を持つのか」というのが違うわけでもあるし、『ファイナルファンタジーX』を遊んでいた頃はすでに日本のゲームを遊ぶ人が減っていたという話も出てきましたけど、その後さらに「グランド・セフト・オート(3)」が出たり、セガがハード事業を撤退して代わりにマイクロソフトが入ったりして、特に日本のゲームが苦戦を強いられる時期が続いていました。どうしてそうなってしまったのかということについて、坂口さんと五十嵐さんの考えをお聞きしたいです。
坂口:難しい質問ですけどね。僕なりの考えで、ひとつは最初に日本のゲームが流行ったのは、ファミコンや初代PlayStationがちょっとくせのあるハードウェアなんですよね。これを理解するのに任天堂もソニーも日本にあったので、日本の方が有利だったと思うんですよ。教えてもらえる人がすぐそばにいるし、日本語ベースでそれがある。だからどうしても、あの頃は日本のゲームの方が――こう言うと怒られちゃうかもしれないけど――質が上だったと思うんです。それがたぶん「日本のゲームは面白いよね」と思ってもらえた理由であって、その後に逆転現象みたいなことが起きるのは、ハードウェアのくせがなくなったからなんですよね。もっとPCに近い、ノーマルな状態になって、そのときに自分たちの文化から発信したものの方が親近感がある。あとは逆に日本のゲームで育ってきたから西洋のゲームの方が新鮮で、初めて触れるもので、エンターテインメントにおいて新鮮というのはすごく大事なんですよ。だからちょっとおかしな現象が起きたんだけど、日本のゲームに慣れ切ってたから西洋の身近に作った人のゲームの方が「新しい!」と感じられたんだと思います。
クラベ:非常に興味深いお話をありがとうございます。五十嵐さんもぜひお考えをお聞かせください。
五十嵐:ちょっと被ってしまう話にはなるんですが、日本ってコンシューマーに特化した技術力をすごく磨いてきたんですね。逆に、北米欧州はPCの文化がすごく残ってたんですよ、根深く。で、どんどんPCとの境界線がなくなってきて、今までハードの重箱の隅をつついて能力を発揮して作っていたものが全然使えなくなって、PCの表現力でやらないといけなくなったんです。(日本の)メーカーはそれをやるのに必死になって、逆にゲームのところがちょっとおざなりになるということもあります。逆にそのときのことを欧米の人に聞くと「グラフィックでちょっと頑張ればできるから」という話になるんですけど、「俺たちはそこを一生懸命に頑張らないといけないんだよ」という違いがあって、そういうところで一歩先に行かれてたというようなイメージが僕の中ではすごくあります。
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この記事への反応
・アメリカはPCで作るのが主流だったから以外の理由なんかあるんだろうか
・ファミコンやPS時代は和ゲーも9割方クソゲーだったけどな
・面白いかどうか以前にとにかく不親切で分かりにくいイメージ
いつの間にか和ゲーより親切設計になってたけど
・アタリショックで業界が壊滅してたからだぞ
・80年代、90年代の癖のないpcって何?
そんなものが存在してた記憶は無いが
・初代PSは作りやすかったけどな
PS2時代になって性能がぐっと上がったから
PCゲーム作ってた勢力が一気にCSにきた
・洋ゲーは普通にPCでドカ売れてしていた
CS機が普及してきたからPC連中が乗り込んで来た
それだけのはなし
日本がCSで売る前にACで体力と技量を身に着けていったの同じ
ACが衰退して日本のサードは質的には終わった
・ゲーマー向けとやらな洋ゲーは多くがPCにあったぞ
シミュレート系・RPG・アクション、なんでもありだった
・ゲームをつくる上でのアプローチが日本と海外で違っていただけだろ
当時のファミコンソフトはシンプルでわかりやすかったかも
RPGは目的とかそういうのが表示されないから何をすれば良いのかわからなくなったことが多かった
ロックマンとかは単に目の前にいる敵を倒せみたいな感じで進めればいいわけだからな
RPGは目的とかそういうのが表示されないから何をすれば良いのかわからなくなったことが多かった
ロックマンとかは単に目の前にいる敵を倒せみたいな感じで進めればいいわけだからな


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はちま起稿
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1. はちまき名無しさん
(´・ω・`)知らんがな