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ライブ配信に2000回以上「荒らし」投稿、にじさんじ所属「ライバー」を活動休止に追い込んだ男性の半生と後悔


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記事によると



不快な投稿を2000回以上も繰り返し、1人の動画配信者を活動休止に追い込んだことで、配信者と所属企業に大きな損失を生じさせた30代男性が取材に応じた。

・西日本在住の佐藤大輔さん(仮名・30代後半)は、家賃3万円、6畳半のアパートに住む。

「食事は1日1食。起き抜けにお米を炊いて、スーパーで買った肉や野菜を炒めます。体調が悪ければずっと横になって、良いときはゲームや散歩をしています」

・一日の大半を過ごす万年床の隣には、座卓の上に鎮座した埃まみれのデスクトップパソコンがある。

・生活の楽しみは、夕方から4~5時間見るネット動画だ。2年前、このPCから、動画配信者のYouTubeライブを数日間「荒らし」続けた。

しばらくして、企業から損害賠償請求訴訟の提起を予告する書面が届いた。記載された賠償金額は、彼には到底支払えるようなものではなかった。

法的手続きによって佐藤さんの身元を突き止めたのは、ライバー(VTuber)グループ『にじさんじ』運営の「ANYCOLOR株式会社」だ。

・2022年8月のある日、佐藤さんは、にじさんじに所属するライバーのプライベートについてしつこく質問するコメントを10数分のうちに100件近く連投するという「荒らし」をおこなっていた。

対象となったライバーは、仲間の配信に迷惑をかけるとして活動を即座に休止。同年中に「卒業」に至り、SNSやネットニュースで騒ぎになった。

・ライバー本人は、精神的に傷ついただけでなく、ライバーとしての活動をとりやめざるをえなかった。ライバーの関連商品が販売できなくなるなど、所属企業にも大きな損害が生じた。

・佐藤さんの個人情報の開示を命令した東京地裁の決定(2023年6月)によると、配信とは無関係な投稿を短時間に大量に続けて同社の営業活動を妨害し、さらにライバーの活動を休止させたことも踏まえれば、同社の営業権を侵害することは明白であると判断した。

・今年2月、佐藤さんは取材場所の京都市内にやってきた。交通費を捻出する必要があり、障害者年金の支給直後の日取りが指定された。

・「信心深い母親のもとで育った」という佐藤さんの生い立ちが語られた。母親は6人の子どもたちには何より信仰心を優先させたという。

・佐藤さんはそうした日々を「人格否定で自己肯定感が育てられなかった」と振り返る。

・一度だけ大学進学を相談したが、母親はにべもなく否定した。上の兄や姉がそうだったように、高校卒業後からコンビニなどで働き、手取り13万円を稼げば、そのうち12万円を母親に渡した。

・そんな暮らしに苦悩しながらも、学校で相談できる相手はおらず、いつしかうつ病と診断されたという。

・心のより所は、自室のPCで見るネット動画だけ。その共通の趣味を通じて知り合った友人から家出をすすめられたそうだ。

・友人の住んでいた土地に流れ着いて10年、無職のままで6畳半暮らしの生活を送る。通院先からは休養を指示されている。

・佐藤さんは「彼の一言がなければ確実に生きてなかった」というが、「家族の暴言が今も脳裏によぎり、夢にまで出てくる」。

・そうすると、平静でいられなくなり、発作的に「ダメだ。価値がない」と自分を責めてしまうだけでなく、SNS(X)で繋がる知人にも被害妄想をぶつける。「そのたびに親交が途切れて後悔する」という。

・配信での「荒らし」をおこなったのも「衝動的だった」と説明した。

「配信者もリスナーもみんな不愉快になればいいんだとヤケを起こした。前科も前歴もないし、冷静な状態ならやらなかった。あんなことをしたのは最初で最後」

・裁判の場で取り上げられた「荒らし」投稿は100件強だったが、 実際には同様の「荒らし」を2000件ほど投稿していたと明かす。

「それも私がやりました。配信者にブロックされたことがわかると、新たにアカウントを変更して、荒らしを続けました

・佐藤さんによると、「2日以上、起きている時間のエネルギーすべてを荒らしに使った。次第に、自分がヤバいことをしたと自覚していった」という。

・当時は衝動的に荒らしをしていたというが、一方で「疑問系の投稿にすることで名誉毀損などのリスクは減らせるという気持ちがあった」「私自身がされて一番嫌なことを同じようにしたのではないか」と冷静に当時の状況を振り返る。

・また、かつて、家族から受けてきた暴言がどんな名誉毀損や侮辱に当たるのか調べていたこともあったという。

・それからおよそ1年の間に、プロバイダからの照会や、同社からの「損害賠償請求訴訟の予告通知」が届いた。

・「自分には賠償を請求されても支払い能力がありません。謝罪させて下さい」。2023年11月、同社宛にそうメールしたという。

・ライバーの活動休止や卒業はプレスリリースも出され、話題になった。謝罪するタイミングはそれまでにも十分にあったわけだ。

「リリースは当日に見たが、何をどうしてよいのかわからなかった。謝罪しても受け入れてもらえるわけがない。金銭的な補償もできないし、沙汰を待つ以外に方法がなかった。

SNSの反応も目にするのが怖くて、見れば怖くて死ぬしかないと思い、見れなかった。

活動休止は別の何かが原因で、自分の荒らしが原因ではないと、神頼みに近いことを考えていた。裁判だけはいやだ。今度こそ死ぬしかなくなる。でもいやだ」

・現実逃避と逡巡を繰り返しながらも、「訴訟」の2文字を見て現実だと認識した。

・その後、数カ月間にわたり同社と交渉し、同社の提示した条件を受け入れることで示談が成立した。

・佐藤さんも誹謗中傷のニュースを見聞きすると、被害者だけでなく加害者にも思いを馳せるようだ。

「私は自分が過去、家族にされてきたことよりも一生をもっても償えないことをした。

誹謗中傷や罵詈雑言は被害者側に原因があるわけはない。加害者側が悪いと声を大にして言いたい。

私みたいに心に余裕のない人の吐け口であるかもしれないし、物事を重く捉えることのできない子どもによるものかもしれない。

誹謗中傷の報道をニュースで見るたび、加害者の中には無職の人や私よりひどいと思われる状況にある人も見受けられる。そうだとしても、それは言い訳にならないし、誹謗中傷をする前に立ち止まることができると思う。自分の辛さに他人を巻き込むのは何よりやっちゃいけない。

私は立ち止まることができなかったが、もう二度と同じことをやってはなるものかと覚悟している」

・今も「生きがい」だという動画配信者のライブ配信への投稿や、Xへの投稿は続けているが、自分を信じきれない。

・眠る前は、PCの電源を落として、ネットやSNSの投稿では「Enterを押す前に一呼吸おいて立ち止まる。書いている途中の内容を消すことも一度や二度ではなくなった」

佐藤さんは生活保護や障害者年金を受け取って生活している


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この記事への反応



記事の時期に活動休止・卒業となるとアクシアか?

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アクシアくん…こんなオッサンに荒らされたせいで引退するなんて可哀想…

にじさんじのライバーを活動休止どころか卒業引退にまで追い込んでるじゃんこの加害者

努力もせず八つ当たりし続けた結果だな

Vtuber配信を荒らしていたやつを突き止めたら無敵の人だったという記事
障害者年金と生活保護かぁ…それはちょっと賠償無理そうだな…


被害者が心身を削って訴えても、犯人が貧しいと賠償額は支払われないという現実はある、それでも被害を訴えることで、世の中のため、他の被害を抑止はできる

苦労して荒らしを特定しても、当人に賠償能力がない……
みたいな話をよく聞くけど、今回もそういうパターンだったのか


この記事、いったい何が言いたいのですか❓可哀想な境遇の人は誹謗中傷して良いと受け止められかねない…

こういった人にも救いってあるのかね…

申し訳ないけど馬鹿な野郎としかコメントが出てこない。
散々暴れといて、大事になったら「賠償の支払い能力ないので無理です」とか、社会舐めてるだろ。




半生はかわいそうではあるけど、荒らしていい理由にも損害賠償払えない理由にもならんよな
一番かわいそうなのは普通に活動してる時に誹謗中傷や脅迫される配信者たちだわ






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