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VTuber「潤羽るしあ」などのデザインを担当したイラストレーター・やすゆきさん

2023年10月14日、X(旧Twitter)でLoRA制作者「AI潤羽るしあ(@AI_Rushia)」に激怒


※LoRAとはAIの追加学習モデル

LoRAを使用することで同じキャラクターの画像を生成したり、好みの画風にすることができる






AI潤羽るしあはXで謝罪、アカウントを削除





やすゆきさんの個人サイトのガイドライン

※R18サイト




記事によると



■ガイドライン■

予告なく変更されることがございます。常に最新のガイドラインをお読みください


・私が制作したイラストは、著作権の有無に関わらず、制作した『全て』のイラストにおいて、AIイラスト自動作成サービスの素材として使用したり、これらのサービスで作成したものをアップロードすることを固く禁じます。

個人使用の範囲であっても固く禁じます。

・私のイラストは将来データセットとして販売する可能性がありますので、データセットとしての収集を禁止します。

・私のイラストがデータセットに含まれたAIモデルを使用し、イラストを生成し、アップロードした場合は、1枚につき1000円×掲載日数分の使用料をいただきます。

・私のイラストを追加学習させ、よく似た絵柄のAIモデルを作成した場合は、将来的なデータセット販路の妨害として1億円の支払いに同意したものとみなします。

および、そのAIモデルのダウンロード数×100万円の支払いを加算して支払うものとします(23年12月24日追記)】










やすゆきさんが自身の著作物が生成AIに無断利用され、利用者との示談交渉も決裂したとして、クラウドファンディングで訴訟費用を募る

目標金額667万円、支援者に対するリターンはなし




記事によると



生成AI被害に対する訴訟費用CF

画像生成AIによる被害を受け、その相手方である生成AI使用者を訴えるための訴訟費用のCFです。
法には不遡及の原則があるため、法整備を待つだけでなく現行法においても違法であるという司法判断が必要です


【生成AI被害に関するご報告】
2023年10月14日に、私がXにて被害を告発した「AI○○○○○」(※私の著作物のキャラクター名)と名乗るアカウントによる生成AIへのイラスト無断利用の件について、相手方との示談交渉が決裂し、提訴することとなりましたのでご報告いたします。

私が該当アカウントを発見したのは2023年5月上旬のことでした。生成AIによる無断使用・生成に衝撃を受け、精神的に追い詰められました。9月下旬には代理人弁護士を通じてアカウント削除を要請しましたが、一向に対応がなかったため告発に至りました。その後、相手方から謝罪の意向が示され、電子メールを介して示談交渉が始まりましたが、相手方が示談交渉前の約束を守っておらず、それでも慎重に交渉を続けていました。その間代理人弁護士を変更したりもしました。

(相手方との話し合い)
私は、私自身含め誰にでも間違いはあると考えておりますので、反省の気持ちがあるのであれば謝罪を受け入れる気持ちがあり、過剰な請求や不当な要求を避けるため、代理人弁護士を通じて良識ある対応を心がけました。しかし、相手方は最初は謝罪の意向を示したものの、最終的には自らの行為に問題がないとの見解で、逆に私が該当アカウントを告発したことにより被害を受けたとの話をされました。
また、相手方の主張から検討すると、示談交渉の過程で相手方の行為について具体的な法的議論を交わさなければならない状況であり、それでは双方の見解が対立するだけで和解に至る可能性がないと判断したため、提訴に至りました。

(裁判の目的)
2023年5月19日の衆議院文部科学委員会一般質疑において、生成AIに関する権利問題については「個別に司法判断になる」との答弁がありました。
「生成AIとの関係において、権利者の許諾なく著作物が使用されていた場合、権利侵害になる」との回答も示されましたが、この裁判を通じて現行法での適切な司法判断を引き出したいと考えています。
 私は自らが生み出したキャラクターや著作物が、無断で生成AIにより利用されることを許すことはできません。昨年は生成AIの問題ではありませんが、著作者人格権の侵害で漫画家が自殺するという事案も起きましたが、この事案に関連して、クリエーターである著作者の立場や権利が軽んじられている印象を強くしました。
生成AIの普及により、私たちクリエーターの立場がこれ以上ないがしろにされる状況となることは看過できず、軽はずみな生成AIでの権利侵害行為について、広く考えるきっかけになることも期待して、立ち上がる決意をしました。

(ご支援のお願い)
これを公開したのは私個人では経済的負担が大きすぎるため、ご支援のお願いをするためです。これまでに200万円以上の費用と1年以上の時間を費やしており、今後さらに費用がかかる見込みです。生成AIに詳しい弁護士がほとんどいないため、何人もの弁護士に相談し、何度か担当も変えました。経済的負担だけでなく精神的にも大きな負担となっており、これ以上の自己負担は困難です。
つきましては、この裁判を継続するためにご支援をお願いいたします。
何卒、私の決意と裁判の目的をご理解の上、ご支援くださいますようお願い申し上げます。
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■注意点
・生成AIユーザーのご支援はご遠慮ください。
・反社会的勢力のご支援はご遠慮ください。
・口撃や盾としてこの訴訟を持ち出さないでください。
・誹謗中傷・名誉棄損・その他嫌がらせに対しては然るべき措置をとらせていただきます。

■特典
リターンは原則ございません。
訴訟内容や進捗に関して、書けることがあれば弁護士監修の下で記事にしたいと思いますが、現状では未定となっております。
もし記事を書いた場合には、支援者のみなさまには無料コードを発行いたします。

■支援してくださる皆さまへ
私に出来ることは多くはありませんが、裁判で出来る限りクリエイターの権利を勝ち取れるよう努力します。
また、ご支援に対しお返し出来る唯一のことは、私が創作を辞めずイラストを描き続けることだと考えております。

以下、全文を読む




記事執筆時点のリターン支援総額と支援者数

ci-en.net







やすゆきさんを応援する声












裁判に勝つことができるのか疑問の声も

「潤羽るしあ」の著作権はホロライブ運営の株式会社カバーが所有している可能性が高い

同一性保持権侵害が争点か


































同一性保持権 - Wikipedia

同一性保持権(どういつせいほじけん)は、著作者人格権の一種であり、著作物及びその題号につき著作者(著作権者ではないことに注意)の意に反して変更、切除その他の改変を禁止できる権利のことをいう。

著作物が無断で改変される結果、著作者の意に沿わない表現が施されることによる精神的苦痛から救済するため、このような制度が設けられていると理解されている。もっとも、元の著作物の表現が残存しない程度にまで改変された場合は、もはや別個の著作物であり、同一性保持権の問題は生じない(「パロディ・モンタージュ写真事件」(第1次)、最高裁判所判決昭和55年3月28日)。場合によっては私的改変を禁止する権利もあり、他人に私的改変させるツールを提供することは不法行為として問うことができる。


この記事への反応



これってるしあの権利を買い戻す費用も含まれてたりする?そうじゃなかったら訴訟しても負け確だよね?

えぇ、出力画像が「意に反する改変」(同一性保持権侵害)であることで争うの…?

もう(生成AI関係)ないじゃん…


るしあ活動終了してるといっても会社が権利を手放すはずがなく、集合絵とかで使うタイミング幾らでもあるだろうし万一にでも元の中の人の手に渡るリスク考えたら握って管理しておく以外になかろう。

マジメにAIるしあはどの角度から訴えるつもりなんやろ。訴訟費用クラファンするなら普通そこに言及するもんじゃないんか? キャラの権利持ってたら通常の二次創作訴えるのと同じぐらいの難易度だから普通に通ると思うし、弁護士のAIの知識もあんまり関係ない(既存著作権の問題で判例もある)はず。

この試みは裁判に勝てても確実に失敗するだろうなぁ。AIは国内だけじゃなくワールドワイドだぞ。被害に遭いたくないなら回線を切って金庫にしまうしかない。

この訴訟、生成AIにイラストが使われたとかじゃなくて、成りすましや営業妨害といった点が争点になるんじゃないかとおもうんで、絵師の皆さんが望んでいるような判決にはならんと思う。

私的なガイドラインに法的拘束力はないので(よくある駐車場の貼り紙「無断駐車は○万円」みたいなやつと同様)、そこで揉めて決裂したんだろうな

訴訟費用CFってアリなんか?というのもあるが、ちょっとリターンが無いというのも何なので、資料全公開だったら1万くらい興味で投げても構わない気がする。

生成AI問題に関しては技術的・法規的には対応する所が決まっているので何も問題ないと思ってる。例のクラファンに関しては何を争点とするのが見えないので、支援しようにも内容次第って感じはする。

クラファンの内容自体はフワフワしすぎて求心力に欠けるけど「有名絵師が悪のAI絵師と戦う」という物語自体に一定の求心力があるから目標額は達成できると思う







絵柄ではなくデザインの狙い撃ちLoRAで勝つことができるのか