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東京新聞:「桃太郎」の鬼は悪くない 袖ケ浦の小6・倉持さんが本出版:千葉(TOKYO Web)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201908/CK2019080602000155.html
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記事によると
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童話「桃太郎」に出てくる鬼は悪くない-。袖ケ浦市立奈良輪小学校六年の倉持よつばさん(12)が、これまでの自由研究をもとに九月下旬、初の著書「桃太郎は盗人なのか? ~『桃太郎』から考える鬼の正体~」(新日本出版社、本体価格千五百円)を刊行する。

桃太郎は盗人なのか?―「桃太郎」から考える鬼の正体
倉持 よつば
新日本出版社
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「まさか本になるとは思わなかったので、すごくうれしい」と目を輝かせる。


 奈良輪小では毎年、「図書館を使った調べる学習コンクール」(図書館振興財団主催)に、児童たちが応募するよう支援。倉持さんは二〇一七年度のコンクールで、妹のひまりさん(8つ)と高速道路の現状を調べ、姉妹で優秀賞・NHK賞を受賞。副賞として贈られた絵本「空からのぞいた桃太郎」(影山徹、岩崎書店)の帯に「鬼だから殺してもいい?」と書いてあることに驚きを覚えた。福沢諭吉が「(宝物を奪った)桃太郎は盗人だ」と批判していたことも知り、「鬼ケ島の鬼は悪者なのか」と疑問を持ち、調べてみた。

 その後も読み比べを続け、計二百冊以上を読んで気がついたのは、桃太郎の話が時代によって異なること。特に、鬼については(1)江戸~明治初期は、鬼から宝物を奪っている(2)明治末ごろから、鬼がみずから宝を差し出すようになっている(3)昭和になると優しい鬼が出てくる-と時代とともに非力になっていく様子を発見。鬼に落ち度はなく、「桃太郎盗人説」に共感を覚えた。同時に得体(えたい)の知れないものを「鬼」とすることで、日本人は昔から心の安定を図ってきたという結論にたどりついた。

 これらの調査結果を、図や写真を交え、昨年度のコンクールに応募、小学生の部(高学年)で最高賞の文部科学大臣賞に輝いた。

倉持さんは「今は鬼というと悪いイメージがあるが、昔の話だと宝物を奪いに行ったのは桃太郎。鬼自身は何も悪いことはしていない。そこを知ってほしい」と元気に語る。


  


この記事への反応


   
すごい小学生!
200冊の文献にあたって得た結論

 
"得体(えたい)の知れないものを「鬼」とすることで、
日本人は昔から心の安定を図ってきたという結論にたどりついた。"
小学生がここに気がつくとはすごい!


200冊を読み比べっ😳
  
視点を変えればそうだよな。
刷り込まれたものもあるから、
疑問に思うことって大切だなと改めて。

  
大学生のレポートではありそうだけど
小学生ではなかなか無いでしょ。

  
冷静に考えると、桃太郎は
おじいさんからの「鬼が悪さをしてるらしい」という
伝聞だけで鬼退治を決意して
実際に悪い事をしている鬼を見た訳ではないのに
鬼の家に押し入って、宝物まで奪ってるからな。
正当防衛ですらない。


小学6年生にリテラシーを学ばねば!
  
これ思い出す

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やるやん!
昔から言われてた事だけど
200冊以上参考文献読むって
なかなか出来んことやで