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「100日後に死ぬワニ」が電通案件だったとしても、最後に問われるのは作品の真価である
https://lineblog.me/mogikenichiro/archives/8438308.html


記事によると



・きくちゆうきさんがツイッターなどで連載されていた「100日後に死ぬワニ」の漫画、私は100日の2,3日前にTLで知って、100日目の結末がわかった後に、さかのぼって1日めから読んだ。いいと思った。今朝起きてみたら、「電通案件」だったというツイートがトレンド入りしていて驚いた。


「100日後に死ぬワニ」は、一漫画家が自分の思いを表現していたところ、それが自然発生的にSNS上で共感、反響を呼んでヒットした、というような「物語」を人々が無意識のうちに求めて、味わっていたとすれば、この作品の背後にあった状況はそのようなものとは少し違っていたということだろう。


「ネット民」と呼ばれる方々の調査能力は迅速かつ徹底していて、「100日後に死ぬワニ」のコラボの楽曲が出たり、関連グッズが出たり、ゲームセンターのクレーンの商品が納入されたりという動きを察知し、総合して、裏に電通のクリエーターの方などがいらしたらしい、という事情を明らかにしていった。


今回の「ブーム」が電通やその関係者が仕掛けたものだとしても、そのことと「100日後に死ぬワニ」の作品としての価値は別である。
以前、しりあがり寿さんが「二段ロケット」論を話されていた。有名になったり注目を浴びたりするのが「一段ロケット」でそれで真価を問われるのが「二段ロケット」だと。


「100日後に死ぬワニ」が、仮に「電通案件」だったとしても、それによって注目を浴びることが「一段ロケット」目であって、それによって作品と出会った人がそのクオリティをどう評価するかということが「二段ロケット」目で、そこから作品の真価が問われるのだと思う。


「100日後に死ぬワニ」が完結した後で、映画化やテーマソング、関連グッズなどの情報が出るのが速すぎるという反応がある。これは、「仕掛け」をした電通などの関係者が、その結果「バレる」ことを覚悟した上で敢えてそうしたということだろう。自然発生を装うのならば、時間をもう少し置いたはずだ。


結局、「100日後に死ぬワニ」の今回のし掛けが成功したのは、背後に電通などの組織があることを感じさせない作品のクオリティと、ツイッターでそのような趣向をするというやり方が斬新だったからで、結果として多くの人の注目を浴びることになった。ここからは、作品の真価が問われるフェーズである。

この記事への反応



例えば口コミでこの本いいよというのと、
業者が宣伝でこの本いいよという違い。

仕込まれたもので宣伝とわかっていれば
興味を持たなかったかもしれない。

騙されて読んだけど内容が良かったからいいじゃん。
というのはただの慰めにすぎない。


結構いいこと言うじゃんこの人

珍しくこの人に同意。
100日間毎日無料で楽しませてもらったのに、有料コンテンツは許さないってそりゃないだろ。
作者にうまい飯食わせてあげなよ。


作品の良し悪しと電通案件のことは全く別次元の話だと思うが…

僕はしばしば「魂を売る」という言葉を使うが、売れているものには多かれ少なかれ「仕掛け」があるもの。僕も売れたいと思ったならば、その手段は選ばない(=「魂を売る」)だろう。もっとも、僕には「魂を売る」つもりが毛頭ないのだが。

なるほど、バレること含めた仕掛けかも?

知ってる会社さんをお見かけしたような……っっ
とはいえ私はワニくんまで追う余裕はなかった(のに最終話は見た)程度だけど今回は茂木健一郎さんのこのご意見にある程度賛成かな……。
どうしてもお金は必要だしね……
100日飲まず食わずじゃ作者が死んじゃうし……


売れれば何でもいいよ(´・ω・`)過労死も素敵な殉職にデザインできたはずなん。できなかった企業に用はないでそ。マックの女子高生張りのどうでも良さになるん。素敵な情報売ってるならステマも過労死も全部美談にしてみせろよでおしまいちゃうん?





100日後に死ぬワニを読んでいたのであって、100日目に死亡記念グッズを出しまくるワニを読んでいたつもりはないって人は結構いそうだ


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