
勘違いしてる人が多いけど、教師や体育会系の言う軍隊式は戦後に彼らが勝手に作った軍隊式で、旧日本軍では「兵士が弱くなるから禁止」って言われてたやり方だからぬ。
— ネヴァダ (@nevadan2) 2018年5月28日
勘違いしてる人が多いけど、
教師や体育会系の言う軍隊式は戦後に彼らが勝手に作った軍隊式で、
旧日本軍では「兵士が弱くなるから禁止」って言われてたやり方だから。
なんか納得できない人がいらっしゃるし僕自身140字で全部説明できないので、詳しく知りたい人用に以下に補足を呟いとこうと思います。
— ネヴァダ (@nevadan2) 2018年5月28日
そもそも、旧日本軍において体罰は「違法行為」だったことを理解する必要があります。軍隊内で体罰を行った場合、軍法会議にかけられて罰金等諸々の制裁を加えられます。これは明治時代、徴兵制を導入した時に体罰を受けた新兵が激しく抵抗、決起したことが理由でして、
— ネヴァダ (@nevadan2) 2018年5月28日
そもそも、旧日本軍において体罰は「違法行為」だったことを理解する必要があります。
軍隊内で体罰を行った場合、
軍法会議にかけられて罰金等諸々の制裁を加えられます。
せっかく集めた新兵に抵抗されちゃ仕事にならん。ここはひとつ軍隊はいい場所で、不当な扱いには報いがあると宣伝せにゃあと、体罰に対しては厳しい処罰をもって対処するという基本姿勢が定まったわけです。この姿勢は戦中まで続くわけですが、戦争が泥沼になると軍隊治安が悪化し暴行事件が多発します
— ネヴァダ (@nevadan2) 2018年5月28日
これは明治時代、徴兵制を導入した時に体罰を受けた新兵が激しく抵抗、
決起したことが理由でして、
せっかく集めた新兵に抵抗されちゃ仕事にならん。
ここはひとつ軍隊はいい場所で、不当な扱いには報いがあると宣伝せにゃあと、
体罰に対しては厳しい処罰をもって対処するという基本姿勢が定まったわけです。
この姿勢は戦中まで続くわけですが、
戦争が泥沼になると軍隊治安が悪化し暴行事件が多発します
体罰者は発見次第軍法会議にかけられましたが、その数があまりにも多く会議がおっつかなくなり、あげく海軍が「俺達の体罰はエゲリス式だ!エゲリスと戦うためにやつらの力を借りるんだ!恨むならエゲリスを恨め!」とわけわからんことを言って体罰を正当化し始めます。
— ネヴァダ (@nevadan2) 2018年5月28日
体罰者は発見次第軍法会議にかけられましたが、
その数があまりにも多く会議がおっつかなくなり、
あげく海軍が
「俺達の体罰はエゲリス式だ!エゲリスと戦うためにやつらの力を借りるんだ!
恨むならエゲリスを恨め!」と
わけわからんことを言って体罰を正当化し始めます。
海軍は無論体罰が違法であることを知っているため、「エゲリスが悪いんだ」「この手はエゲリスへの恨みで振るうんじゃ」と言い訳をします。戦争被害は広まるし、違法者は増え続けるしでとうとう軍部上層部のキャパがオーバーし、軍隊規律が崩壊するわけです。
— ネヴァダ (@nevadan2) 2018年5月28日
海軍は無論体罰が違法であることを知っているため、
「エゲリスが悪いんだ」「この手はエゲリスへの恨みで振るうんじゃ」と言い訳をします。
戦争被害は広まるし、違法者は増え続けるしで
とうとう軍部上層部のキャパがオーバーし、
軍隊規律が崩壊するわけです。
つまり結論としては、戦中軍隊には体罰が横行していたが、それはあくまで違法行為であり処罰の対象であったということです。おおっぴらに行えば当然上官に制裁されるししょっぴかれるが、それが徹底されていなかった。つまり軍隊式ではないというわけです。ここに誤解がある。
— ネヴァダ (@nevadan2) 2018年5月28日
つまり結論としては、戦中軍隊には体罰が横行していたが、
それはあくまで違法行為であり処罰の対象であったということです。
おおっぴらに行えば当然上官に制裁されるししょっぴかれるが、
それが徹底されていなかった。
つまり軍隊式ではないというわけです。ここに誤解がある。
また、体罰が違法であることは実は民間でも同じで、特に学校内での体罰は起訴案件にもなりました。しかし知ってのとおり、戦中の教師は子供達に対してやりたい放題の体罰をかましていました。これも戦争による混乱の中、火事場泥棒的に行われた違法行為なわけです。
— ネヴァダ (@nevadan2) 2018年5月28日
また、体罰が違法であることは実は民間でも同じで、
特に学校内での体罰は起訴案件にもなりました。
しかし知ってのとおり、
戦中の教師は子供達に対してやりたい放題の体罰をかましていました。
これも戦争による混乱の中、
火事場泥棒的に行われた違法行為なわけです。
戦争での治安や規律の崩壊に伴う体罰の公衆化が、ずるずると戦後も続いて今日に至るわけで。言ってみれば体罰は戦争犯罪の一つでもあるわけです。
— ネヴァダ (@nevadan2) 2018年5月28日
この観点から現代の人々が「軍隊式」と称する体罰は実は「非軍隊式」であり、元は違法行為だった、となるわけです。
戦争での治安や規律の崩壊に伴う体罰の公衆化が、
ずるずると戦後も続いて今日に至るわけで。
言ってみれば体罰は戦争犯罪の一つでもあるわけです。
この観点から現代の人々が「軍隊式」と称する体罰は
実は「非軍隊式」であり、元は違法行為だった、となるわけです。
という経緯での↑の呟きだったんだな。おそまつ。
— ネヴァダ (@nevadan2) 2018年5月28日
映画やドラマの表現はだいぶ誇張してるみたいですね。理由のない体罰は兵を弱くするから厳に慎めという命令があったそうです。
— ネヴァダ (@nevadan2) 2018年5月28日
映画やドラマの表現はだいぶ誇張してるみたいですね。
理由のない体罰は兵を弱くするから厳に慎めという命令があったそうです。
とてもわかりやすかったです!ありがとうございました!
— 類いまれなる才覚 (@Motoka_235) 2018年5月28日
突然のリプな上に厚かましいお願いなのですが、ネヴァダさんの呟かれた非軍隊式体罰に関する文献等を教えて頂けないでしょうか?
いっぱい読んだんでどれがどれやらな面もありますが、とりあえず「体罰の社会史」って本と(ちょっと説明不足&脱線気味な本ですが)時間があれば戦前の教師や軍人の直喩の訳本など目を通されると分かりやすいかと思います。少なくとも体罰が戦前(実際は今もですけども)違法であったと確認できれば。
— ネヴァダ (@nevadan2) 2018年5月28日
とりあえず「体罰の社会史」って本と(ちょっと説明不足&脱線気味な本ですが)
時間があれば戦前の教師や軍人の直喩の訳本など
目を通されると分かりやすいかと思います。
少なくとも体罰が戦前(実際は今もですけども)違法であったと確認できれば。
この記事への反応
・素晴らしい!! 実に分かり易い説明で有ります。
リアルでも拡散致します。
・自衛隊においては体罰は論外で軽く叩いただけでも
表沙汰になった瞬間に服務事故として処分されます。
また、ほかにもパワハラ、セクハラ、マタハラ等
ハラスメント対策を徹底しているのが現状です。
・軍隊で上官の体罰が横行すると、
戦闘時に背後から部下に撃たれるリスクがあり
規律が乱れるから厳罰に処されていた。
それが処罰されないまま戦争が終結すると、
戦後、外地からの引上船内で恨まれた体罰上官が
元部下らに海に落とされて殺される事件まで起きている(´・ω・)
・今まで色んな元兵士さんのエッセイを読んだり話を聴いたりしてきましたが、
基本的に「理由も無く制裁」ってあまりありませんでした。
多分水木しげる等はハズレの上官に当たったのではないかと。
富沢繁氏の「新兵サンよもやま物語」(潮書房光人社)等を
読むとよく分かります。
・ダメなものって大体戦後。
戦後教育って本当に根本からダメダメだと思う。
・つまり、非合理な暴力性みたいな物は人の業だと。
そうならば、体育会とは関係無く育った自分も常に戒めたい物です。
・本当の軍隊式は自衛隊のそれ。
仲間は見捨てない(人材は貴重な資源)。
置いてかない(人を育てられないのは教官の能力不足)。
殴らない(言葉で命令を聞かせられないならば教官の無能が原因)。
それを法で定められた軍規で統率してやる。
本来の軍隊ルールの崩壊にすぎなかったと!
未だにニセ軍隊式の教育してる連中に聞かせてやりたい
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