
前回記事
【アップした画像の絵柄を学びAIがイラスト生成するサービス『mimic』がリリース → 「悪用される未来しか見えない」と大炎上】
【大炎上したAIイラスト生成サービス『mimic』、全機能停止を発表「不正利用を防ぐ仕組みが不十分だった」「改善できたら正式版をリリースする」】
↓
株式会社THE GUILD代表取締役でデザイナーの深津貴之さん、イラストレーターの絵の特徴を学んでイラストを生成するAIサービス「mimic(ミミック)」に言及
イラスト業界とAIエンジニア業界の文明衝突。騒動の根っこには「改正著作権法、第三十条の四のニ」というのがある。
— 深津 貴之 / THE GUILD / note.com (@fladdict) August 29, 2022
「大量の情報から、当該情報を構成する言語、音、影像その他の要素に係る情報を抽出し、比較、分類その他の解析を行う」ケースでは、著作者の許諾はいらないというもの。つづく
で、「著作権者の利益を不当に害することとなる場合」というのは、おそらく「ジョジョ画風特化で学習して、ジョジョジェネレーター作りました。これでスピンアウト作ります」みたいなやつは100%アウト…だが、どこから不当に害するに該当するのか…というのが、まだ定まってない。
— 深津 貴之 / THE GUILD / note.com (@fladdict) August 29, 2022
で、この辺を弁護士ドットコムがわかりやすく解説してくれるとメチャクチャにニーズがあってモテるので是非…という感じ。僕の理解は、あくまで非専門家が自分の分かる範囲で理解したレベルの話なので。
— 深津 貴之 / THE GUILD / note.com (@fladdict) August 29, 2022
米国の流れを見てると、「グレーはセーフ」と「3Dプリンタで銃を作っても、それは人が悪くて3Dプリンタが悪いわけじゃない」という流れなので、AIも「AIでヤベェ画像作ったとき、人が意図的に命令を出してたら、その人の罪」というところに落ち着くんじゃないかと思う…(が、確証はまだ持てない)
— 深津 貴之 / THE GUILD / note.com (@fladdict) August 29, 2022
で、この問題の真にムズイところは、「著作権法とネットは世界に接続されている」点。たとえ日本で法律変えて禁止にしても問題は解決せず、「アメリカか韓国かフランスか中国あたりで、超アニメ系イラストAIが完成する」という流れになり、国内のアドバンテージが全ロスとするだけで終わる。ムズイ。
— 深津 貴之 / THE GUILD / note.com (@fladdict) August 29, 2022
イラスト業界とAIエンジニア業界の文明衝突。騒動の根っこには「改正著作権法、第三十条の四のニ」というのがある。
「大量の情報から、当該情報を構成する言語、音、影像その他の要素に係る情報を抽出し、比較、分類その他の解析を行う」ケースでは、著作者の許諾はいらないというもの。つづく
要は、ネットのビッグデータを漁って、AIを学習させる行為は、「著作者の権利を不当に害する範囲」でなければ、引用とかみたいに合法でやって良いよん。というもの。
で、これから「著作者の権利を不当に害する範囲」とは、どの辺までか… というのが争われることになるんやと思う。
で、「著作権者の利益を不当に害することとなる場合」というのは、おそらく「ジョジョ画風特化で学習して、ジョジョジェネレーター作りました。これでスピンアウト作ります」みたいなやつは100%アウト…だが、どこから不当に害するに該当するのか…というのが、まだ定まってない。
一方で、具体的にその作者の作品の完全コピーや、売上の低下が証明できない場合、現行法だと合法な感じ…ぽくて、ここで著作権法と、気分的な著作権と、心情的な問題がグチャグチャに混ざってえ、落とし所がなくなってる感じになってるのだと思う。なので、着地点が見えずとても難しい感で、この辺を弁護士ドットコムがわかりやすく解説してくれるとメチャクチャにニーズがあってモテるので是非…という感じ。僕の理解は、あくまで非専門家が自分の分かる範囲で理解したレベルの話なので。
日本は過去に「著作権法に萎縮」しすぎて、「検索エンジンから電子書籍から音楽配信から全負け」という物凄いトラウマ体験があるので…基本的にはこの辺の法解釈はアメリカの法解釈にあわせる感じでいくんじゃないかなぁと思う。
米国の流れを見てると、「グレーはセーフ」と「3Dプリンタで銃を作っても、それは人が悪くて3Dプリンタが悪いわけじゃない」という流れなので、AIも「AIでヤベェ画像作ったとき、人が意図的に命令を出してたら、その人の罪」というところに落ち着くんじゃないかと思う…(が、確証はまだ持てない)
ちな某サービスは、設計99%同じでも「自分の絵を5枚アップしたら、苦手な角度や顔バリエーションを作ってくれる、作画支援ツール」というプレゼンテーションにしてたら、もっと平和に受け入れられてたんじゃないかと思う。
で、この問題の真にムズイところは、「著作権法とネットは世界に接続されている」点。たとえ日本で法律変えて禁止にしても問題は解決せず、「アメリカか韓国かフランスか中国あたりで、超アニメ系イラストAIが完成する」という流れになり、国内のアドバンテージが全ロスとするだけで終わる。ムズイ。
イラスト模倣AIの問題、「もし日本の企業がやらなくても海外の企業がやるし、中国韓国台湾あたりの企業だと日本風のイラストもターゲットにしてくる」ということは、かなり確度の高い未来予測だと思うので、「mimic」に対して「やるな」は結構筋が悪いと思うのですよね。「ちゃんとやれ」じゃないと。
— 𝑷𝑲𝑨 (@PKAnzug) August 30, 2022
あと、例のAIと呼ばれているmimicですが
— 津島隆太 (@Tsm_Ryu) August 29, 2022
日本企業の場合は絶対に潰さないほうがいいです。
絵柄コピーという能力は他のAIも持つので
日本の絵柄に特化したAIは日本企業がシェアトップになってくれないと
海外企業のAIが主流になった場合、被害を訴える事が難しくなってゆく可能性もあります。
AI学習禁止はお気持ちとして分かるけど、遅かれ早かれ海外で同じサービスが開始されて、そこには日本語なんか解さず、絵師の都合なんか気にしない、技術至高主義による大量解析が待ってるので時間の問題だろうね。そうして、唯一日本に残った「安さ」もAIに奪われて日本のオタク産業は壊滅する。
— 山河慎 (@ShinSanga) August 29, 2022
もちろん、ガチガチの法規制でこの手のAIを禁じてしまうというのも手ではある。ただこれ、「海外では使えるのに日本では使えない技術がある」という状況になるんで、凋落の未来予測がかなり現実的になっちゃうのですよね。素晴らしい派生技術が出ても、当該分野で日本企業は手も足も出ない、とかね。
— 𝑷𝑲𝑨 (@PKAnzug) August 30, 2022
真面目な話、AIがOKだとトレパクも禁止できなくなるよ。法律がAIの進化に置いていかれた。 / “深津 貴之 / THE GUILD / https://t.co/N3Er3WpHud on Twitter: "イラスト業界とAIエンジニア業界の文明衝突。騒動の根っこには「改正著作権法、第三十条の四のニ」というのがあ…” https://t.co/sHfZ12xBNV
— たるはち (@tarupachi) August 30, 2022
この記事への反応
・絵をAIで出力するのはなんだかんだとかいくら日本の中で議論したところで結局海外でそういうの作られるんだから虚しいもんだな
・というか、著作権自体も国際条例が下敷きである以上世界とつながってますからね……。
一国だけ大きな禁止、解禁みたいな話にはならんはずです。
・いつも通りこの形で決着する可能性が大きい。
日本人がうまいところに落とし込めるイメージが全くできない。
海外に全てを持って行かれて終わる。
・自分の絵を学習に使われたくないという主張は「無断リンク禁止」「無断引用禁止」レベルの主張だという正しい法知識の周知が進むといいですね
・そういう見方もあるのか、、確かに日本で禁止させたとしても海外でやられちゃったら同じだもんな。。
・絵を描く人達が自分の絵のAI学習への利用禁止を次々表明してたけど、開発の過程で既に突っ込まれてる可能性あるし、ネット上に絵がある限り根こそぎクロールするAIにはその宣言意味ないやで……って思った
・今の所、これにつきるかな……
遅かれ早かれ圧倒的な資本を持った外国にめちゃくちゃに蹂躙されて終わる未来だってありえます。というか、原神、アマプラ、ネトフリにエンタメ蹂躙されつつあるし。
・これ海外サーバーの海賊版サイトが取締りにくい理由にもなってますよね
著作権保護は国によって意識が違うから、その都度問題に上がってるのを見かける
・こいつは潰すべきじゃないし、むしろ上手く利用すれば、創作活動する人間の強い味方になると思うんだけどなー
・まぁテクノロジーわかんにゃい無能ジャパニーズのせいでAIイラスト全面禁止になって、日本のイラストレーターは海外のAIにとっての養分になって日本のイラストいらなくね?ってなって死ぬ未来が見える見える
これはマジでありそう
AI技術の進歩は止まらないし、お気持ちで叩くだけじゃダメだな


- カテゴリ

はちま起稿
ゲーム全般カテゴリ 2 位
過去記事の閲覧ができます

1. はちまき名無しさん
どうでもいい