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そんな世界もあったかも。






この流れに乗って残念な記憶のリマインド。

それはシュタインズゲートのアニメ放送がひと段落した頃。

民放での実写版と言う話が持ち上がる。

色々な意味で悩む中、
動かしたのは某民放局ドラマ班の大ヒットプロデューサーからのオファー。

僕は彼の作品が大好きだったからだ。







彼とのメールのやり取りは楽しく、
僕も必死に実写向きのプロット提案をするなど、
協力できる全ての時間をそれだけに注いでいた。

事件はとある日の、とあるメールの一文にあった。

「キャスティングの件、
主人公の岡部倫太郎役につきましては、
ジャニーズでお願いします」そう。

忘れもしない。こうして世界線はー
分岐した。








正直違う。理不尽だと最初は思った。

ジャニーズには好きなタレントも多い。
でも、作品との相性は別だ。

悩みに悩んだ上で、僕が出した結論は
「それでもやろう!」だった。

ただしこちらから条件として、
僕の中で唯一キャラクターの再現性が見えた
「長瀬智也さんで」とお願いしたのだ。

彼なら出来る。そう信じられたからだ。








結論を書く。
条件をクリアしたと思っていた僕が甘かった。

「長瀬さんではダメ。
それを決める権限については申し訳ないがこちらには無い」と。

こうしてこの物語は終わる。

「それでは全て白紙でお願いします。
勉強になりました。ありがとうございます。」

この一言で。





この記事への反応



原作者だから俳優さんに
希望出したくなるのは
( ˊ̱˂˃ˋ̱ )ワカリミ


なるほど


志倉さんの作品へのこだわりや、おかしいならおかしいと言う姿勢、尊敬してます。


…似た話…知ってる…いつかオフレコで。。。





まあでもそれ聞いたうえで可否なんやねえやっぱ。

てことは世に出てるものはOKしてるんやなという……