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『ぼっち・ざ・ろっく Re:Re:』に寄せて|Masafumi Gotoh

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記事によると



  総集編の映画の公開に合わせて、というか、アニメが放送/配信されてからずっと、25年以上続いているアジカンの古い楽曲や歴史を追ってもらえて率直に嬉しい。

バンドも俺たちの人生もアラフィフなりに全力で転がり続けていて、有名になりたいという欲求はもともと薄いけれど、音楽を聴いてもらいたいという気持ちはいつでもしっかり持っている。ネットには配信サービスによって無限と呼んでもいいくらいの楽曲の海が広がっていて、そこには毎週数千曲の新曲がアップされ、過去の膨大な名曲たちをいつでも聴くことができる。

自分たちに興味を持ってもらうことは至難の業だけれど、「ぼっちざろっく」によってもたらされた新たな出会いや再会は本当に多いと思う。

 作品にも感謝しているし、新旧問わず、僕らの音楽を気に入ってくれたひとたちに伝えたい。どうもありがとう。


 さて、このような注目を自分たちだけに集めて「幸運だったね。ラッキーだね」と回収するのは、なんだか少し居心地が悪い。自分が音楽の現場でやってきた活動とも噛み合わせが悪いような気もする(例えばNANO-MUGEN FES.とか)。なので、「ぼっちざろっく」を経由してアジカンだけでなく音楽に興味を持った人たちが、その場所だけに留まらず、いろいろな作品やアーティストに出会えるようにレコメンド記事を書きたいと思う。

 ぼっちちゃんのような内向きな人が現実にバンド結成や加入にまで辿り着くのは、コミュニケーションの部分で大変なところがあると思うけれど、楽器があればひとりだって音楽ははじめられる。それはもちろん、ラップトップのPCでも。それは、ささやかだけど確かな希望だなって思う。その延長線としてPhoebe BridgersやWaxhatcheeを紹介するのはどうかと思うかもしれないけれど、きっと彼女たちも、たったひとりの場所から音楽を生み出してきたのだと思う。

中略

あまりニュースにはならないけれど、海外で活躍するバンドも増えている。最高だと思う。結束バンドや、彼女たちに憧れてバンドをはじめるひとたちが、彼らの轍を少しでも辿るような未来があるのだとすれば、本当に素敵なことだ。

 本当に書ききれないくらいの素晴らしいバンドやアーティストが世の中にはあって、全部綴ったらそれだけで人生を使い果たしてしまう。一生かかるくらいの量だ。今後もAPPLE VINEGARのポッドキャストやラジオでも紹介し続けるので、時間があったらチェックしてほしい。

 音楽は、普通だったら仲間になっていなかったかもしれない人と自分を繋いでくれることがある。考え方も生まれた場所も信じることも、何から何まで違う他人と、好きな音楽では一致したりすることがあるから不思議だ。小1時間一緒に踊れたりもする。アジカンのメンバーとだって、バンドを組まなかったら、音楽をしていなかったら、こんなにも親密になれたとは思えない。まわりを見回しても、普通には出会わなそうな人ばかりな気がする。

 音楽が特別に偉大だなんて思わないけれど、音楽に込められた様々な感情が、仲間たちと合奏したときの高揚や多幸感が、多くの人の生活や人生を少しでも自由で豊かなものにしたらいいなと思う。かつての俺が音楽に救われて、自分らしさや仲間を見つけられたように。

 追伸。
 結束バンドver.はイントロから、ムスタングとか路地裏のうさぎとかバイシクルレースとかを思い起こすような、いろいろなアジカン的な要素が詰め込まれていて感激した。三井くん、どうもありがとう。







以下、全文を読む

この記事への反応

   
ごっちちゃんがロック初心者のお前らに
オススメアーティスト教えてくれてるで


ゴッチからぼっちへの粋なメッセージ。
yonigeの曲もMVもいいなぁ


結束バンドからアジカンに興味を持った人への、
ごっちから直接のアプローチ。
ひとまず聴いてみよう。


Re:Re:は人前に出るのが苦手なギタリストが
仲間の前で勇気を出して歌ってるように聞こえる。
転がる岩のときも同じ感想だった。
いくらでも上手く加工できるだろうし狙ってやってるんじゃないかな。


MASS OF THE FERMENTING DREGSに言及があって嬉しい。
ここ数年の欧米人気がすごいのよ。


シーンに対して責任を負うと人の決めた人の文章だ。強いなぁ。

大人として、とか、音楽で生活してる人間として、
責任感持っていろんなこと発信してると思う。
考え方が相容れない人もいると思うけど、
私はずっと尊敬してる。



記事内で紹介されたバンドの動画
少しずつ聴いてるけどカッコいいですね!
チャットモンチーは軽くファンやったで



B0DBZM2546
アダム・ウィンガード(監督), レベッカ・ホール(出演), ブライアン・タイリー・ヘンリー(出演), ダン・スティーヴンス(出演), ケイリー・ホトル(出演)(2024-10-16T00:00:01Z)
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