livejupi

ある女性のnoteより








<要約>

自分は月に数回
友人の子供のお世話をしているが
そこの小1の男の子は
スイッチの『マリオパーティ』で
自分が勝てないとすぐカンシャクを起こして
コントローラーを床に投げつけ大暴れする。

最初はわざと負けてあげていたが
「よっわwww」
「はい〜僕の勝ち〜!」
「ヘッタクソだな〜」と悪態をついて
ゲーム相手を不要に攻撃するので
ゲームに理解がある筆者でも
さすがにしつけ上問題があると思うようになった。
あまりに増長するので、忖度プレイをやめたら
かんしゃくで大暴れという訳だ。

思えば子供のカンシャクについて
真剣に対処法を考えていなかった。
怒るなと言われたって、怒るのをやめるのは無理だ。
自然と湧いて出てきた感情を止めろと
言われても大人でもなかなかできないことだ。

そこで過去学んだ
フィンランドの幼児教育スキルを思い出したら
以下のようなことがわかった。

================

①そもそも、ゲームは楽しむもので勝敗が全てではない

②大人の役割はわざと負けてあげることではなく、
負けた時にどのような態度をとるか教えることだ

③勝ったことを自慢したり、負けた人を貶すのは
フェアプレーに反する。
勝った場合は「良いゲームだった」
「君のおかげで楽しくプレイできた」など
お互いのよかったポイントなど伝えあおう。

④負けた時に相手のせいにしたり
言い訳をするのはフェアではない。
「負けた! 悔しい! 今度は勝つ!」と
悔しい気持ちを言葉にしたり
また挑戦してみる気持ちをもとう

================

これに感銘を受けた筆者は
次回以降の彼とのゲームで
実践することにした。

筆者は彼とゲームをするとき
わざと負けるのではなく
勝った時は「やったー!」
と素直に喜んだり
「ここで君がジャンプ
 してきたら負けてたかも
 ギリギリ勝てた!」
と次にどうしたら勝てるか
さりげなくヒントを出したりしている
そして負けた時はわざと
「悔しいーーー!!! もう一回!」
「次は負けないから!」と
床をゴロゴロと転がって
全力で大人げない大人を演じる。

それをみて彼も「次も負けない!」と
笑顔でゲームをするのだ。

彼はまだ時々かんしゃくまではいかないが
怒る時がある
でも、自分が怒りやすくなっていることを
理解して
事前に言葉に出すことができるようになった。








  


この記事への反応


   
これめちゃめちゃいい記事だ。
癇癪起こすなとだけ言われても、
たしかに子供には他に道がないわ……。
ゲームだけじゃなくいろんな局面で考えるべきことだなー。


どこかのブチギレコントローラー破壊おじさんに
見せてあげたい記事


子供は快不快原則で、敗北は基本不快なんだから、
それを処理する能力を付けるための
前段としてゲームは意外といい教育だったりする。

  
囲碁将棋や武道、
ジュニアスポーツでも子どもは負けると
めちゃくちゃ悔しがるからこそ
何より相手への敬意と礼節を重んじる。
その重要性を理解せず
目先の技術や勝ち負けを優先する指導者は本当に危ない。


これは夫婦で共有だな…
”大人の役割はわざと負けてあげることではなく、
負けた時にどのような態度をとるか教えることだ”


自分も昔癇癪持ちだったなぁって思いながら読んでた。
確かに子供の頃は怒りをコントロールする術を
子供と同じ目線で教えてくれる大人が少なかったな。
自らロールモデルになるっていうのはいい。
他にも応用できそう。


勝ったときは上から目線にならないよう
相手の良いプレーを話し、感情の溜飲を下げさせる
負けたときは褒めるポイントが
自分の敗因に直結するので、反省点の抽出も兼ねて讃える
対戦相手や味方批判は、反省する機会を放棄しているのだ




大人からこんな教育を受けたかったわ!
勝ってもイキって相手をけなさずプレイを褒め合う、
負けたら悔しがっていいけど相手をけなさない、
人生全部で大事な事やね


B09Q818WZL
深山 フギン(著), 大塩 哲史(著), 丸山 くがね(その他), so-bin(その他)(2022-01-26T00:00:00.000Z)
レビューはありません