
「このままだと50歳で寝たきりですよ」パプワくん作者・柴田亜美(55)が体験した“地獄の漫画家生活” | 文春オンライン
記事によると
漫画家生活30年を超える柴田亜美さん。1991年に発表したプロデビュー作『南国少年パプワくん』で一世を風靡したのち、少年漫画、ギャグ漫画、エッセイ漫画などジャンルを問わず、多くの傑作を生み出し、現在は現代アート画家に転身。
そんな柴田さんがTwitterに「常軌を逸した多忙ぶり」を紹介する4コマを投稿した途端、ネットは激震。毎月の執筆ページは、なんと150ページ近く。
90年代を代表する超人気漫画家の生活とはどんなものだったのか? 柴田さんに振り返ってもらった。
今日も原稿が間に合わんという悪夢で目が覚めた。
— 柴田亜美staff (@s_ami_staff) September 11, 2021
現場を離れて何年も経つのに、月に何度も〆切前の夢で飛び起きる。
こんなトラウマスケジュールは漫画家ぐらいのもんだと思っていたら、最近テレビで芸人さんとご一緒にする機会が増えて、吉本さんもだと心が落ち着くようになりました。 柴田亜美 pic.twitter.com/B8YTx6Z4DF
柴田 90年代って、少年漫画は『SLAM DUNK』や『幽☆遊☆白書』、少女漫画なら『美少女戦士セーラームーン』とか、ヒット作が連発でしょう。当時のジャンプが600万部の時代ですから。
私もあっという間に連載が増えて、パプワくんの2話目を描いた後に、勤務していたリクルートの子会社を辞めました。
柴田 デビュー当時はアシスタントさんもいなかったから、1人で高円寺のアパートにこもりっきり。ものすごい孤独感で、精神的に追い詰められるし、やっぱりちょっとおかしくなりました。何度も発狂しそうになりましたね。ギリギリの生活のなかでも、お酒だけは飲みに行っていましたが(笑)。
――食事はどうしていましたか?
柴田 出来合いのものを買ったり、近所のデリバリーを頼んだり。あるいは、食べない。あまりの忙しさで食べる余裕がないときも多くて……。そういうときは栄養ドリンクを浴びるように飲んで、最終的には男性向けの強壮ドリンクにも手を出していましたね。
――ちなみに冷蔵庫には何が?
柴田 各メーカーのいろいろな種類の栄養ドリンクがぎっしり。目隠しでも味がわかるぐらい栄養ドリンクには詳しくなりました。
ところが、ある日、医者をやっていた父が冷蔵庫の中を見て、「これは興奮剤だから絶対に飲んだらダメだ!」とかなんとか言って、全部捨てられたんです。
その後、どうするのかと思ったら「俺の大学病院で使っているやつを飲め」と、プロ仕様の栄養ドリンクが大量に送られてきましたね(笑)。
――休みは年間で何日ぐらいありましたか?
柴田 いちばん酷いときは……ゼロですね。休みどころか、睡眠時間も人生で普通の人の3分の1以下しか取れていない気がする。「36時間起きて、4時間寝る」というような生活でした。
――寝ないと、漫画も描けなくなりそうですが……。
柴田 まず不機嫌になります。それを超えたらハイになって、世界がすべて灰色に見えてくる。あと、平衡感覚もおかしくなりますね。床がふわふわして、常に平らじゃない場所にいるような感覚でした。
――体調面での異常はありませんでしたか。
柴田 カラダはもうボロボロ。体調不良で生理が止まらなかったり、その逆に原稿をかき上げた瞬間から生理になったり。あとは歯茎から毎日出血していましたし、匂いや味も感じていませんでした。人間疲れすぎると、どこかしらに異常が出てくるものなんですよね。
柴田 当時、まわりにカラダを壊す同業者が続出して、冗談抜きで「死にたくない!」と思ったからです。ずっとまわりにいる人間がみんな不健康だったから、変な状況に慣れてしまったのよね。だって「30時間寝てない」とか、当時は当たり前の会話でしたから。
当然、早くに亡くなる漫画家の知らせも続いて……。このままだと自分もヤバいと思って、44歳でジムに通い始めました。そこでカラダの歪みや筋肉量を細かく測定してもらったら、トレーナーから「このままだと50歳で寝たきりですよ」と言われて。
――カラダがものすごく歪んでいた。
柴田 利き手ばかり使っているから、おかしな方向に固まっていたみたいです。それをまっすぐに矯正しつつ、栄養ドリンクをやめて、食事も自分で作るようになったら、45歳にしてようやく普通の生活を取り戻せました。
【📢スタッフより】
— 柴田亜美staff (@s_ami_staff) September 18, 2022
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『パプワくん』作者・柴田亜美さんがエニックス会議室に軟禁された過去を告白wwww
【画像】『パプワくん』漫画家・柴田亜美さん(54)が、『鬼滅の刃』の炭治郎や煉獄さん達のイラストを大量公開 → これはwwww】
この記事への反応
・実際悠々自適と思われていたさくらももこが
こんなに早逝するとは思っていなかったし
ジャンプガンガンスピリッツ周辺でも夭折した方々が
すぐに思いつくあたりいかに壮絶だったのかが。
・昔柴田先生のなにかのエッセイ漫画で
「3徹するためのノウハウ」みたいなの読んだの思い出した
眠眠打破の飲み方がえらい細かく書いてあってすごかったような
・ どう考えてもブラックなんだけど
鍛えられたから感謝って言う漫画家のひと多いな
・「Gセン場のアーミン」とか
「ドッキンばぐばぐアニマル」とか自伝系ので、
担当との攻防とか、入院の件とかギャグにしてたけど、
活字で改めて見ると強烈。
・このスケジュールの合間を縫って
コミケで自分のサークルで参加して同人誌出したりしてたんだから
モンスターですわ
・今はこんな絵(美術品)描いてるのか
そこはかとなくパプワくんの財産が生きてるな
・現在も漫画家の友人が
生理が何ヶ月も来てないとか家から1ヶ月以上出てないとかつぶやいてて恐ろしい。
漫画家は命を削ってまで描かなくていい。
どうか体を大切にしてほしい
柴田亜美さん、ここまでとは…
あの荒々しい絵柄って
描くのに時間かかりそうだとは思ってたが
あの荒々しい絵柄って
描くのに時間かかりそうだとは思ってたが


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